株式会社小松高田製作所
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きし関せょ所の番人として仕事に活いきる特技?世界に誇る建けき機の部品は信頼のバトンをつないで提供される小さい頃から漢字が好きで、高校時代に漢字検定2級を取りました。読み方の難しい人の名前も、ほぼ間違えることなく言えるのが私の特技です。漢和辞典には数万の漢字が載っていますが、漢字の部首の数は214。それらが組み合わさって成り立っています。この会社で造っている建設機械の部品もいろんな形状をしていて、どこに使われているのか想像できないものもあります。よく出荷するものは品名や品番を覚えていますが、中には漢字の「こざとへん」と「おおざと」のように、微妙に形が違っている部品があったり、形状は同じでも素材が違ったり、呼び方も人によって変わるので思い込みは絶対禁物です。送り先の組み立て工場は県内外に広がっているので、後で間違いに気づいても手遅れ。朝、出社したら現場に行って、その日に出荷する品を自分の目で確認します。施ほこしたものを期日までに後工程の工場んど工こうい程てを調整してもらいます。南極や赤道直下の過かこく酷な気候にも耐え、どんな荒れ地も難なく走行し、パワフルに大地を切り拓ひらく建設機械。その強きょう靭じんな部品の一つ一つは、高い加工技術をもった各地の協力工場が連れんい携けし、得意とする加工技術をリレーのようにつないでいくことで供給されます。生産計画に沿そって、前工程の工場から材料を受け取り、自社で精密加工をに届ける入出荷が私の任務ですが、モノを動かすだけなら自分は必要ありません。関所の番人になったつもりで材料の出入りをチェックし、入荷遅れなど不測の事態には現場と連絡をとり、フォークリフトの運転には慣れていますが、振動で材料を落としたり傷つけたりしないよう細心の注意を払い、「無事に届いてくれよ」と心の中で祈りながら、トラックの運転手さんに製品を託たくすのです。実みのある経験は武器になる仕事はやってみないとわかりませんが、続けないと技術も知識も身につきません。私は転職してこの会社に入りましたが、前職で身につけたことを十分活かすことができたので、新しい仕事でも不安はありませんでした。たくさんある会社の中から一つ職したら何かを選ぶのは難しいですが、就自信が持てるものを身につけるまで頑張る覚悟が大切です。(30歳)出身校:小松市立松陽中学校、石川県立小松商業高等学校13しゅうしょく建設機械部品、一般産業機械部品、農業機械部品などの製造。部品図作成から板金、機械加工、表面処理、組立までの一貫生産を行なっています。株式会社小松高田製作所〒923-8540 小松市工業団地1丁目66番地Tel. 0761-24-2580URL https://www.komataka.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 藤井 公祥■設  立 昭和27年 ■従業員数 141名株式会社小松高田製作所管理部 業務課建機部品入出荷業務S. Gさん

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