31oV8102ETON.l どARUKAS■ Y・Jさん部品一つに責任が宿やるめ、工具の選定や段取りを工夫しました。失敗して怒られても構わず、ただ自分の目標を達成するために燃えました。若い頃、先代の社長に言われた言葉があります。「機械はしゃべらんが訴えとるんだ。愛情を持って接し、感謝の気持ちを込めれば機械は応こたえてくれる。そうやって造ったモンはお客様にも喜んでもらえる」。私は、日々機械と向かい合う中で、ようやくこの言葉の意味を知りました。り。後に続く人たちに、この仕事を通して喜びを伝えていくことがこれからの目標です。今新たに燃えているのは人づく角かくを支えているんだ」と誇りに感じお客様の工場に見学に行った時、自動車の性能を左右する重要な部品が、自分の関わったプレス機械によって次々と造り出される様子を見て、「自分たちが自動車産業の一いっました。性能だけでなく、安全性が最も重視される自動車。そこには実に多くの部品が使われていますが、万一、その一つに欠けっん陥かがあれば、すべてリ*コールになってしまいます。小さな部品一つにも、その役割を果たすための厳しい条件が与えられているのです。プレス機械は、数百トンの圧力で金属の材料を一瞬にして成形できるので、材料の無むだ駄がなく高い精度と強度を持った部品を造ることができます。ですから自動車部品を製造する世界中の工場で使われており、毎月多くの台数が出荷されています。この工場に並んでいるのは大きさも種類も異なる様々な工作機械。加工する部品の大きさや工こうい程てによって使い分けられ、それぞれ担当が決まっています。これまで私はそのすべてに携たずさわり、数多くの部品加工を行なってきました。工作機械には材料を回転させ、工具をあてて削るものもあれば、工具を回転させ、固定した材料に穴をあけたり、ねじを立てる加工もあり、扱う機械によって発想を逆にする必要があります。現在、私が担当しているのは150本の工具を自動で交換しながら、何種類もの加工を一台でやってのける高性能な工作機械。それぞれの工具の特性をつかみ、材料に合った切せく削条件を決め、プログラミングするのですが、100分の1ミリの違いが、組立にも影響します。刃物の状態やキリコ(切削屑くず)の出方など、目や耳を使ってわずかな違いに気付き、調整することが必要です。新たな機械に挑戦するたび、また一から勉強する。その積み重ねによって今の自分があります。しかし、まだ自分の納得できる加工ができたことはありません。それを追求していく楽しみもありますが、いろんな機械に携わってきたことで、自っさ分が責任を果たせる仕事の領域が広がったことは、確実に自信になっています。もともと体が弱く小柄だった半面、反抗心だけは人一倍強かったですね。今はだいぶ丸くなりました(笑)。職場の仲間はみんな年齢が近いので、気軽に話したり仕事以外でもよく遊びに行きます。*リコール …製品に重大な欠陥や不具合が見つかった場合、その製品を無償で回収し修理すること。国内外自動車メーカー向け大型自動化設備の設計・製作・輸出・据付、レーザー加工設備、搬送システムなどの開発・製造。株式会社小矢部精機〒932-0137 小矢部市渋江2020Tel. 0766-69-8131 URL http://www.oyabe-seiki.co.jp/ ■代 表 者 代表取締役社長 藤田 淳二■創 業 昭和44年 ■従業員数 117名
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