この会社で私が担当しているのは、ゴムやスポンジの大きなシートを決められた形状に切り抜く工こい程。カッティングプロッターという機械は、カッターの刃がまるで絵を描くように自じい在に動き、軟やらかくて変形しやすい材料もきれいに切断してくれます。ジグソーパズルのように材料を余すことなく、多く切り取れるよう配置を考え、材料の硬かさや厚さによってカッターの刃を替えたり、動くスピードを調整したり、細かい作業が必要です。大学時代、稲の遺伝子について研究しました。緻ちつ密な作業を繰り返して実験データを集めるのですが、うまくいく方法を見つけるのが面白く、時間が経つのを忘れて没ぼう頭しました。しかし、今の私は子育て真最中。毎日が時間との闘たかいです。子供を保育園に迎えに行くタイムリミットまでどれだけ進められるか自分との勝負ですが、いつも職場の仲間に助けられています。うてたみたわざっと小さい子がいる家庭では、ケガをしないよう、引き戸やテーブルの角に軟らかい素材をあてたりしますが、私たちが造っているものも緩かんし衝ょう材ざいとしての役割を果はたし、産業機械や電気製品、自動車やバスのパーツ、精密機器のケースなど、大小さまざま色んな形のものが、たくさん使われています。ワイングラスやスマホのケースみたいにわかりやすい形もありますが、種類が多すぎて用ようと途は想像もできません。学生時代は、自分がものづくりの仕事に就つくなんて思っていませんでした。でも家庭を持ち、生活する場所が決まれば、ライフスタイルに合わせた働き方が重要になります。この会社では、家庭の事情に合わせて仕事を調整できるので、働くお母さんが多いのも頷うなづけます。自分でその日のゴールを決め、目標通り達成できたら私の勝ち。次は夕飯のメニューに頭を切り替えます。やってみて、楽しければOK自分のやりたいことに向かって進路を決めようとしても、価値観の違う人から否定されることがあります。それが好意的なアドバイスだったとしても、仕事でも何でも、実際に経験してみないとわかりません。やってみて楽しければそれが正解。私自身、ものづくりがこんなに楽しいとは、学生時代は想像できませんでした。本当に好きなことはやってみて気づくものなのです。夢中になれる時間型にはめない働き方素材に合わせた加工方法はライフスタイルにも合わせられる出身校：豊橋市立東部中学校（愛知県）、愛知県立豊橋東高等学校各種パッキン・クッション材、断熱材、防音・吸音材、制振材、シート材など発泡品素材の加工、製造を行なっています。株式会社北陸カラーフォーム〒923-1202 能美市莇生町カ4番地1Tel. 0761-51-5143URL https://www.peicolor.co.jp ■代 表 者 代表取締役 中山 恭一■設 立 昭和54年 ■従業員数 60名 （31歳）化成品加工株式会社 北陸カラーフォーム特殊加工グループT. Mさん
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