はんどうたい半*導体という電子部品に取り付ける、厚あを調べる検査です。ろつくゆ小学校時代、帰りの遅い親を待っている時に、よくパズルをして遊びました。1000ピースの作品を何日もかけて完成させ、またくずして一から組み合わせていく。そうやって家族が帰ってくるのを待ちました。現在、2人の子供のお母さんとなり、毎日子育てと格闘しながらこの会社で働いていますが、ここでやっているのは、パズルの1ピースのように小さいさらに小さな極小のピンのめっき。私が担当しているのは、そのめっきの膜ま1000分の数ミリというミクロン単位の測定はX線を照し射して、元素レベルでの分析を行いますが、検査装置にかけるときは、シャープペンの芯よりも細いピンをきれいに揃そえてセットする必要があります。そういう細かい作業はまさに私の得意分野。ピースを並べる感覚で結構楽しいんです。ょうしゃ最近、私が担当することになった新しい仕事が、“良いものをつくるためのルール”を文書にして、みんなに通達すること。たくさんの人たちが働き、いろんな部署が連れん携けいしてものづくりを行う工場では、何か変更点があった場合、生産ラインや各部署の対応をどうすべきか、新たに規定を設けたり、ルールを作って人的ミスを防止しなければいけません。この仕事には、生産工こう程ていの流れや各部署とのつながりなど、会社全体を把握していることが必要です。今は検査の仕事をやりながら、上司に付いて勉強中。私の頭の中には、まだ全体像が浮かび上がってきませんが、これもパズルと同じで、最初に色分けしておいて分かるところから組み合わせていけば、きっと先が見えてくるでしょう。完成するのが楽しみですが、そしたらまた崩くずして、さらに良いものをつくっていきたいですね。子供が2人いる私は、産前産後休業と育児休業をそれぞれ2回、さらに3歳になるまで育児短時間勤務を利用しました。育児休業は男性社員も利用可能。家庭を切り盛りしている女性が多いこの職場では、上司も理解してくれていますし、仕事が残っ僚が代わりにやってくれるなど協ていたら同力してもらえるおかげで、安心して仕事を続けることができました。ミクロン単位のパズル?良いものをつくるために子育てに優しい会社経験というピースを組み合わせたら自分の将来像が浮かんでくる岩いわさき﨑 亜あみ由美さん電子部品への表面処理(電気めっき)。スマートフォンや自動車の部品に私たちの表面処理技術が使われています。立山電化工業株式会社〒933-0806 高岡市赤祖父546番地Tel. 0766-23-1680 URL http://www.tateyamadenka.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 園 晶雄■創 業 昭和20年 ■従業員数 169名どうりょう出身校:砺波市立出町中学校、富山工業高等専門学校(33歳)*半導体…電子機器に欠かすことのできない集積回路(IC)などの重要部品めっき加工品質管理立山電化工業株式会社品質保証部
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