株式会社トランテックス
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たか現場の仲間を助けたい常に上を向いていきたい絶好調を支えるために時間と闘たい続ける男たち焦ありを背中に感じつつ、うまく解決で初めて、職長がかぶる白いヘルメットのあご紐ひを締しめた時、それまでとは違う緊張感が走りました。「保全係のメンバー全員を自分が守っていかなければならない」。そんな心の声が頭に響きました。私たち保全係は、工場の“おたすけマン”。年間1万台を超えるトラックのボデーが続々と造られ、全国のお客様へと送り出される製造ラインには、材料を加工する機械や設備、組み立てに使う工こぐ具などがたくさんあり、フル回転で動いています。毎朝、欠かさず点検をしていても、急に調子が悪くなったり、精せど度が悪くなることがあります。携帯が鳴ると、いざ出動!に装着し、現場へと急行します。作業がストップしたら、工こ程てが遅れてお客様に迷惑がかかります。現場のきた時は、ヒーロー気分です。修理に使う七つ道具を腰せういいうも油ゆあつ圧、空くう圧あつに関する専門書を読みか入社間もない頃、ブレーカーが落ちた原因がわからず、テスターを手にあたふたし、「まだ直らんのか?誰か代わりをよこせ!」と言われ、上司に頼ることも多々ありました。高校で電気は習ったものの、難しい公式や計算が苦手で避さけていました。しかしこの仕事は、自分がわからなかったら、人に迷惑をかけてしまいます。私は本屋に寄って、電気、じり、通信教育で機械の構こう造ぞうや保全の仕方を勉強しました。3年前には、親会社の日野自動車で1年間、研修もさせていただき、高い意識を持った保全について学んできました。この仕事は、全員の知恵と数々の経験を集めてこそ困難な課題に立ち向かうことができます。経験の少ない若手が、自分の力で不ふぐ具あ合いを直した時の自信ある笑顔を、これからたくさん見ていきたいですね。「なぜ?」と5回問えば本質が見えてくる小さい子は、わからないことがあると、「なんで?なんで?」と繰り返し質問します。大はずかしがらずに「なぜ?」を人になっても恥追求することが大切です。るとき、たとえば機械の不具合の原因を探「なぜそうなったか?」理由を5回繰り返し考えていくと、本当の原因にたどりつき、根本的な対策を見つけることができるのです。(30歳)出身校:金沢市立西南部中学校、石川県立工業高等学校さぐ各種トラックボデー(車体)の開発・設計・製造・販売を一貫して行ない、現代の物流システムをサポートしています。株式会社トランテックス〒924-8580 白山市徳丸町670番地Tel. 076-274-2806 URL http://www.trantechs.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 原田 泰彦■設  立 昭和5年  ■従業員数 1016名機械設備保  全株式会社トランテックス製造部 生産技術課 保全係 職長N. Kさん

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