道路の区画線は、約200℃で溶かした合成樹脂塗料を使います。それを保温釜に入れ、手押し車のようなライナー(ライン引き)のスリット(細い隙間 )から少しずつ塗料を出し、移動しながら線を描いていきます。高3の時に現場見学に訪れ、初めて目にした作業の様子がすごく面白そうで胸がときめきました。しかし、見るのとやるのとでは大違い。きれいに引けるようになるまで何度も失敗しましたが、10年経って、自分が引いた白線は県内を走る道路のいたる所にのこされ、道往く人や車の安全を人知れず守り続けています。(富山県版Vol.24 工事部 Hさん)