ドクターの第一歩喜びがあるから頑がん張ばれる多くのことを学ぶ理由は、より多くの人を助けたいから明め媚びな眺ち望は、多くの患か者じさんの心研修医としてこの病院で働き始めて4ヶ月。窓から見渡せる七尾湾の風ふ光こを癒いしてくれます。でも今の私には、日々それを眺なめている心の余裕はありません(笑)。医学部で6年間学び、医師国家試験に合格した後に受けるのが、2年間の「初し期き臨りう床研修」。医師免許があっても実際に経験するのは初めてのことばかりです。患者さんを診療しても即そ座ざに判断しかねる症し例に出会うことも多く、採血や内な視鏡の操作など正確な医療技術についても、経験豊富なドクターや看護師に指導してもらいながら、日々頭と体に覚え込ませています。新しい経験が次々と積み重なっていくので、診療が終わってから一日をふり返り、情報を整理して記録。研修医同士で経験した内容を共有しながら、お互い研け鑽さし合っています。ょうぼうんしょょうれいいしきょうんんくょがやいんゃうう救急の時は、夜中でも家を出て病院に向かう父の後ろ姿を幼い頃から見てきました。「医者なんて大変な仕事だぞ!」と言っていた父は、私が同じ仕事に就つくなんて想像していなかったかもしれません。最初は作業療りょ法うほ士うしを目指して大学に進学したのですが、勉強していくうちに、もっと広く、いろんな患者さんの役に立ちたいと思うようになったんです。そして医学部を再受験。少し遠回りになりましたが、自分のやりたい道に進もうと決心しました。私が研修場所に選んだこの病院は、総合病院でありながら「家庭医療科」を備え、家族の誰もが気軽に受診できる“かかりつけ医”を育成する数少ない医療機関。退院されるおばあちゃんが、「ありがとうね」と言って握あく手しゅしてくれたその手の温もりにこの仕事の喜びを感じながら、一人前の医師になることを心に誓います。化学・物理わる仕事には、生物の勉強も大医療に携をつく事ですが、実際の医療現場で点るときなど、溶液の電解質や濃度計算など、化学の知識が欠かせません。また、骨折や関節の異常がある患者さんの治療には、人体にかかる重力や「てこの原理」など物理で習ったことも役に立ちます。受験のためだけでなく、理系科目の勉強はしっかりやっておくといいですよ。てき滴能登地域20万人の健康を見守ることを使命として、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士等の医療専門職種と事務がチームとして取り組んでいます。社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院〒926-8605 七尾市富岡町94番地Tel. 0767-52-3211 URL http://www.keiju.co.jp ■代 表 者 理事長 神野 正博■設 立 昭和9年 ■従業員数 800名(28歳)出身校:津幡町立津幡南中学校、星稜高等学校たずさてんざい剤医 師恵寿総合病院初期臨床研修医O. Rさん
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