さん(19歳)さん(19歳)案ずるより挑いめば楽しいみんなの心をほぐしたい様がいらっしゃったのですが、不安を取り除けるよう根気強くコミュニケーションを重ねた末に、気楽に誰とでも会話を楽しむ姿を見られた時は、心にぐっときました。現在は、リーダーとしてスタッフを見守り、指導する立場。体操の時間に前に出て司会をすることも少なくなり、寂さびしいですが、イベントで久しぶりに御陣乗太鼓を打つと、涙を流して喜んで下さる方も多く、小さい頃の感動がよ蘇みがえってきます。人は誰でも命が尽つきる時が来ます。その最後の一瞬まで、ご縁をいただいた方たちと、心が繋つながる時間を過ごしていきたいと思います。「介護って、すごく大変!」て聞いていたので少しは覚悟していたのですが、小さい時からおじいちゃん、おばあちゃんが好きだった私にとって、ここで過ごす時間は、想像以上に楽しかったです。おむつ交換は、不快に感じないよう細かいところまで気きくば配りが必要ですが、どうすれば簡単にきれいにできるか先輩から教わり、気持ちもラクになりました。夜間のトイレ介助は、声をおかけする時間や間隔が入居者様ごとに決まっていますが、同じ時間に一斉に起きてこられることもあり、最初はお待たせしてイライラさせてしまいました。そうならないよう対応する方法を教えていただくと混乱することもなくなり、お一人お一人「ありがとう」と言って下さるようになりました。先輩介護士の経験と技に、いつも感心してばかり。それを少しずつ自分のものにしながら、介護福祉士を目指したいと思います。出身校能美市立辰口中学校 石川県立小松商業高校小学生の頃、母の職場の特別養護老人ホームに行くことがよくありました。介護士として働く母はすごくイキイキしていて、とても楽しそうで、自分も同じ仕事に就つきたいと思いました。最初の1年間は必死で、ふり返る余裕もなかったですが、楽しさ半分、辛さも半分でした。食事を運んだり、介助をしたり、あたり前の事をしただけで感謝して下さり、入居者様の役に立てる喜びを感じますが、すぐに対応できない時は、苛いだ立たせてしまい悲しくなりました。また、家に帰りたい気持ちをぶつけられ、切なさに涙をこぼしたこともあります。いろんな入居者様に寄り添そいながら同じ時間を過ごすことで心が通じ、「あんたがいてくれてよかった」と言われた時は、心が救われました。家でも祖母を介護していた母。きっと職場にはたくさんの仲間がいるから、楽しく頑張れたのに違いありません。出身校小松市立御幸中学校 石川県立寺井高等学校 83oV2202ETON.lARUKASS ■Yど■Sら F これまでにたくさんの出会いがありました。人生経験豊かな入居者様の思い出話に、いつも心が和みます。Sさん(左)中学・高校はバスケットボール部。ドライブが好きです。 Fさん(右)中学・高校はバドミントン部。お菓子作りが趣味。特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、小規模多機能ホーム等の運営。視覚に障がいを持つ高齢者に特化した養護(盲)老人ホームは県内唯一。社会貢献事業に注力した介護施設です。社会福祉法人 自生園〒923-0331 小松市上荒屋町ソ4 番地10Tel. 0761-65-1800 URL https://jishoen.com ■代 表 者 理事長 木崎 馨雄■創 業 昭和56年 ■従業員数 197名※撮影のため、マスクを外しています。
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