さくらノート石川県版Vol.30
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つ)(笑し熱い気持ちを仕事に写す思いやりのキャッチボールいいと感じたことを模もゃ写するそれが自分を成長させる近道松まつもと本 瑞みずえ依さん私が絵を描くことが好きになったのは、きっと父の影響かもしれません。ある日、父の古いスケッチブックをこっそり開くと、そこには若い時の母の絵が描かかれていました。中学の時は美術部。中にはアーティストを志ざす友達もいましたが、絵を描き始めると没ぼう頭して他のことが手につかなくなってしまう自分を知っていた私は、冷静に考えでビジネス実じむ務を学びました。現在、私は営業アシスタントとして、様々な製造業のお客様を担当する営業マンのサポートをしています。毎日、電話、メール、FAXでたくさんのご注文をいただきます。たった一個の小さな部品でも、お客様はそれが届かないとモノがつくれず、その先のお客様にも迷惑がかかります。ご希望の日までに確実にお届けするため、全神経を集中してご注文の商品を手配します。こころっと毎日お客様のもとを訪問している営業マンと違い、私はお客様の顔を知りません。電話や文章でのやりとりは、受け取り方で相手を不ふかい快にさせてしまうこともあります。敬語で話すにしても、お客様に冷たい印象を与えていないか、メールで伝えるときも、この書き方で相手がどう感じるか、自分に置き換えて考えます。、短大お客様から学んだこともたくさんあります。間違いやすい注文は、伝票にひと言添そえて下さったり、書類が汚れないよう透明袋に入れてあったり、忙いそがしい中での思いやりのひと手間がどれだけ嬉うれしいか身をもって感じ、私も真まね似をしています。また、会社の仲間にもいつも感謝しています。心に余裕がない時、声をかけてくれたり、重い荷物をさりげなく持ってくれたり、お互いを思いやる優しい人たちに囲まれて仕事ができることを幸せに感じています。 人間関係に必要なもの人との関係は、仕事に限らず生きていくき遣い、思上で避けられないこと。相手を気いやる気持ちがなければ、人間関係は保てません。自分が優しさをもって接すれば、えてくれます。いい絵は、きっと相手も応晴らしさが一層よそれを模写することで素くわかります。自分を後回しにして、周りの人のために動く父を見て、私も真似していきたいと思いました。づかすば10工作機械、ロボット、設備機器、工具、空圧・油圧機器などの販売。ものづくりをサポートするメカトロニクスの専門商社です。金沢機工株式会社〒920-0332 金沢市無量寺町ハ38番地2Tel. 076-266-8001 URL http://www.kanazawakiko.jp ■代 表 者 代表取締役 井上 英一郎 ■創  業 昭和21年  ■従業員数 89名  (30歳)出身校:金沢市立鳴和中学校、星稜高等学校こた営  業アシスタント金沢機工株式会社営業1部2課

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