さくらノート石川県版Vol.30
22/28

始めるのに“遅すぎる”はない私には夢がある見つける時間学生時代は好きなことを私は学生の頃、DJをやっていました。音楽が好きで、持っていたレコードは1万枚。重たいターンテーブルを携え、北陸三県、東京と、いろんな場所に行きました。好きなことはシンドイことでも苦にならないし、それがやがて夢につながることもあります。夢は力を与えてくれます。遊びでも趣味でも何でもいいから、学生時代に好きなことを見つけて下さい。たとえ同じ一歩でも夢と共に歩む一歩は奇跡を起こすれかこらとやなつ前まえだ田 奈な叶かえられたのは、自分にとって千せい載ちぐ一いう遇のチャンスでした。だから、オー身かだ体はしんどくても、やらせても「料理人を目指すなら、一流のシェフの下で修行がしたい」。その願いがドブル用の大量の小魚を、冷たい水で素すで手で洗うのも、グリーンピースを鞘さから抜いて、一粒ずつ薄皮をとる気の遠くなるような作業も、私にとっては全てが勉強。クリスマスケーキのホイップを腕の感覚がなくなるまでひたすらかき回し、徹夜でおせち料理を盛りつけ、洗いものをし、材料の下準備を繰り返す、そんな怒どう涛のような12月も、自分は楽しくてしょうがありませんでした。らえる仕事が全部自分の夢につながると思うと、一日の疲つれも心こち地よく感じ、そして、プレミナンスの料理やケーキを楽しみにしているお客様のために結束できる仲間たちと仕事ができることを心から嬉うしく思います。んざ小学生の時、学校が終わると精肉店を営む祖父母のところに寄って遊んだり、たまに鶏けいく肉にをさばくのを手伝ったりしていました。じいちゃんの揚げる鶏ももが大好きで、「大きくなったら食べ物屋さんになりたい」と密かな夢を描いていました。そして大人になり、若くして結婚した私は、自分のやりたいことよりも生活のために仕事に就つき、働いてきたのですが、ある日、息子が料理マンガを読んでいるのを目にしたとき、あの頃の夢がよ蘇みがえってきました。「そろそろ、本当に自分がやりたいことに向かってもいいんじゃないか!」そんな心の声が聞こえてきました。川本シェフの食材に対する真しんし摯な姿勢やストイックさに触れ、プロの料理人になる道の厳しさも感じています。でも、今の私には夢がある。家族でレストランを開くその日まで、夢に喰くらいついていきます。20フレンス料理・イタリア料理・鉄板焼レストラン、カフェを展開。その他ブライダルプロデュース。ケーキ、洋菓子、ギフト商品の製造販売。株式会社川本(NORIO GROUP) 〒920-0022 金沢市北安江4-8-31Tel. 076-234-5007 URL http://www.norio.co.jp/ ■代 表 者 代表取締役 川本 紀男 ■設  立 昭和10年  ■従業員数 60名  (36歳)出身校:小松市立丸内中学校、小松市立高等学校レストラン料理人NORIO GROUP プレミナンス調理部き津岐さん

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る