石川県版Vol.31

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未来へのパスポート世界でオンリーワンを造る世界を駆けめぐる二十歳の機械エンジニアだ田　隆りゅうすけ介さん２年前まで学生服を着ていた僕が、４回も海外に行ったなんて自分でも信じられませんが、実際パスポートには、スペイン、メキシコ、タイなどたくさんのスタンプが押されています。最初は心配していた家族でしたが、今ではお土産を楽しみにしています（笑）。この工場で造られた機械を現地に送り、それをお客様の工場に据すえ付け、稼かう動させるのが出張の目的。僕は組立担当者として、現地のスタッフと協力しながら機械を組み上げ、一緒に行った電気とソフトのエンジニアと共に、数週間かけて生産ラインを稼働させます。自分が一から携たさわり、組み立てた機械が海を渡って、実際に現地で動き始めた瞬間、それまで経験したことのない感動を覚えました。「グラシャス！（ありがとう）」と現地のお客様が言ってくれたその言葉は、初めて覚えたスペイン語です。ずど省しょ人うじ化んかが進んでいる現代の工場は、あらゆる工こうい程てで自動化システムが導入され、機械やロボットが人に代わって加工も搬はんう送そも行っています。今まで僕が組み立てた産業機械の納入先も様々。そのほとんどが、お客様の生産現場に合わせた、二つとして同じものがないオーダーメイドの機械です。海外出張でいつも頭を悩ますのは「工程計画」と「英語」。決められたスケジュールで全てを完了するために、据え付け作業の時間割を考えるのですが、各工程の重要度や現地作業員の人数、また国柄によって作業ペースも考こう慮りょしないといけないので、経験の浅い僕は、まだ上司に頼ることが多いですね。来年はアメリカ出張が既すでに決まっています。自分に与えられた貴重なチャンスを活いかし、英語も堪たんう能のになりたい。そして一人で任にんむ務をこなせるリーダーになることが目標です。厳しさと優しさを合わせ持った先生「強いチームは、ただ強いだけではない」と言いますが、小松工業のハンドボール部がそうでした。監督は礼儀、身だしなみ、掃除などに厳しく、ダラダラしていたらすられました。一方で頑張りを平等にぐに怒評価して、トップ選手が数多く在籍する中、初心者だった僕を試合に出させてくれました。会社で「体育会系だね」って言われるのは、先生のおかげです（笑）。おこ自動搬送装置、自動組付けA'ssy機、マテリアルハンドリングシステム（物流自動化システム）、その他産業機械、設備などの設計、製作技研株式会社〒923-1238　能美市下清水町3番地2Tel. 0761-51-5700　URL http://www.giken-jpn.com　■代 表 者　代表取締役　向 一雄　■創　　業　昭和39年　　■従業員数　87名　　（20歳）出身校：小松市立松陽中学校、石川県立小松工業高等学校17産業機械組　　立技研株式会社設備生産部　生産2課野の