石川県版 Vol.33
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ぞ8外見より、中身が大切習うより、慣れよ時間をかけて身を削れば内面の輝きが表に出る中なかしま島 翔しょうき生さんんじ肝かん心なのは中身。それは人だけでなく、溝みを彫ったりして設計通り、部品の人は見た目で判断されがちですが、例えば車やスマホなど身のまわりにあるいろんな製品にも言えることです。その中にはたくさんの重要部品が入っていて、一つひとつが誰かの手によって造られているのです。僕が造っているのは高い精度が要求される機械部品。NC旋せん盤という工作機械を使い、円えう筒状の金属材料を高速で回転させ、バイト(刃物)を当てて外形や端たん面を削ったり、穴や形状に仕上げていきます。刃先が材料に触れると、まるでリンゴの皮を剥むくように金属の表面が削り取られ、メタリックな光こく沢を放ちます。プログラムされた通りに自動で加工が進み、終わると機械の扉を開けて取り出すのですが、製品に映った自分の顔を見て、「やっぱり外見もイケとるな…」っていつも思っています(笑)。んばんとんめうた入社して最初の3か月間は、ほうきと塵ちりと取りしか持たせてもらえませんでした。キリコ(金属の削り屑くず)を掃はき集めたり拭ふき掃除をしたり、いつになったら加工を教えてもらえるのか不安になりましたが、その間に先輩の作業を観察し、流れを覚えました。1年目の夏が終わる頃、いよいよ機械加工について教わるのですが、話を聞いてメモをとっても自分には難しすぎて、工業科出身の同期との差に焦あせりました。それでも先輩に付いて実際に機械を操作するうちに徐々に加工が出来るようになり、少しずつ自信もついてきました。一人で出来るようになると失敗もあります。そのたびに自信をなくしますが、すぐそばに同じ世代の先輩や仲間がいて気軽に教えてくれます。そんな環境で働けることに感謝し、みんなから認められる技能者になるため、腕と中身をもっと磨いていきます。器うつわの大きい人間になる若い時は自由を求めるけど、社会に出る慢しないといけない場面がたくさんあと我ります。投げ出さず忍耐することで自分が強くなり、周りを助けることもできます。逆境こそ自分の器を大きくするチャンス。その中で自分の存在価値を示していくことが人生の楽しみだと思います。僕は、これまで支えてもらった多くの大人たちから、それを教えてもらいました。がまん建設機械・工作機械・環境関連機械などの部品加工、組立、取付け。技術力で難易度の高い製品や多品種少量生産にも対応しています。株式会社北研精機〒923-0841 小松市本江町乙23番地Tel. 0761-22-6588URL http://hokukenseiki.com ■代 表 者 代表取締役 北市 正人■創  業 昭和42年 ■従業員数 19名 (20歳)出身校:小松市立松陽中学校、小松大谷高等学校NC旋盤オペレーター株式会社北研精機製造部 NC旋盤班

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