石川県版 Vol.35
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いい習慣は仕事にも通じる本物の力を身につけたい下しじ地をつくり、自分を磨く大志を内に秘め山やました下 翔しょうた大さんしょ微びう小なホコリも塗装不良になりますか研けま磨し、滑ならかな状態にして塗装工めんはよそた8工業高校ではいろんな資格を取り、ソーラーカーレースにも挑戦しました。電気科に進んだのは、電気はどんなものにも関係していると思ったから。実際その通りで、この会社で造っている建設機械のカバーやタンクも、静電気の作さう用を利用して塗とう装をしています。塗料は(+)なので、金属の地じだ肌に(-)に帯たん電した材料を下塗りし、同時にサビ止めの機能をプラスするのが「カチオン」という下地処理の工こい程。ら、細目のサンドペーパーで表面を程に送ります。野球や陸上をやってきて、何事も前もって準備しておくことを習慣にしていた僕は、毎朝1時間前に出社し、まず現場をひと回り。今日仕上げる大小さまざまのパーツを確認し、作業の段取りをイメージします。いで無むだ駄があったり、やり方が間違っていうて会社に入って初めて経験したのが‘QCサークル’というチームによる作業改善の取り組み。僕はその発表者として人前に立ちました。思っていても口に出せないシャイな性格だった自分には、すごく緊張する場面でしたが、優勝し会社を代表して次のステージに進むことができました。自分の仕事を見つめ直すと、動作にたり、いろんな発見があります。QCの活動を通して、一つの仕事を全員で極めていく楽しさと、思ったことを口に出す大切さを知りました。高校時代、東京や横浜へ会社見学に行った僕は、大都会で自分を試したいという憧あこがれを抱いだいていました。しかし、今こうしてじっくりと仕事に取り組めるのは、近くに職場があるからこそ。本物の力を着実に蓄ちくき積せしながら一歩ずつ階段を上り、心に秘めた大志をいつか叶かなえたいと思います。真剣に向き合ってくれた先生囲気ながら、クいつもはおちゃらけた雰ラス全員のことを考えてくれていた岩田先生は、高校3年生の時の担任。僕が県外で職するか地元で働くか、真剣に悩んでいた時にも親身になって向き合ってくれ、アドバイスしてくれました。おかげで自分の中で考えが整理でき、納得して就職先を選ぶことができました。社会人になって6年経ちますが、今でも感謝しています。しゅうしょく就建設機械・鉱山機械のエンジンフード、サイドカバーなど外装部品及び燃料タンク、ヘッドカバー、運転席ユニットなどの製造。株式会社小松電業所〒923-8588 小松市国府台5-20Tel. 0761-47-8888URL https://www.komatsudengyo.com ■代 表 者 代表取締役社長 塚林 幸作■創  業  昭和23年 ■従業員数 434名 (24歳)出身校:小松市立国府中学校、石川県立小松工業高等学校ふんいき建設機械部品製造株式会社小松電業所製造部 カチオン2班

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