自分の内なる世界法律にはストーリーがある良好な関係をつくる契約書はアナログな思考から生まれる一人っ子で育った私は、学校から帰ると本を読んだり、音楽を聴きいたりしながら時間を過ごすことが多かったので、自分ひとりでも楽しめることに、自然と興味が向いていった気がします。勉強に関しては、休み時間に教科書や資料集をパラパラめくったりして興味のある部分を読むのが好きでした。頭を悩ましたのが、大学で何を勉強するか。将来のことは何も考えておらず、とにかく4年間、興味を持って取り組めそうなものという観点で選んだのが、全く未知の分野だった「法学」。知らない世界を知ることに楽しさがあると思ったのです。法律は憲法に始まり、民法、刑法、商法など細かく分類すれば実に範囲が広いですが、私が面白く感じたのは法律の成り立ち。どんな経緯でそなじ条ょう文ぶんが入っているのか、その理由の法律が定められたのか、なぜそん法ほうむ務に携たずさわるようになって初めて(28歳)々ささき木 量りょうこ子佐を知ると興味が湧わいてくるのです。仕事に取り組むなかで触れる法律はビジネスの内容によって様々で、知った法律もたくさんあります。ビジネスが成立するには取引先やお客様との関係、モノやお金の流れ、権利や義務など様々なルールが必要となります。それら全ての相そうかん関関係を図解しながら法律をあてはめ、あらゆるケースを想定して契約書を作成しています。8出身校:金沢市立港中学校 石川県立金沢二水高等学校電子機器務法株式会社アイ・オー・データ機器管理本部 管理部 総務課(法務担当)
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