人の健康を守る厳しさ働く人を守る優しさ健すやかな生活を願い感謝する心の眼めで検査するばえとこあいさついか拶した“働く心がまえ”を教えてくれた担任の先生高校時代、初めて社会に出る私たちに教えてくださったのは、仕事の向き不向きや経験のあるなしに関係なく、自分から挨り、相談できたり、気づいたことを報告したらコミュニケーションり、受け身ではなく自を求めること。実際に会社で働いてみて、本当にその通りだと思います。私は今もそれを践しています。高校時代、相撲部のマネージャーをしていました。寮生活をする部員たちの食事をつくるのは大変な作業でしたが、みんなに強くなってほしいから、大量の食材をひたすら刻み、特大のハンバーグを淡たんん々たと作り続けた思い出があります。製品検査は、成せい型けい機きで造られる大量の容器をカメラと目もくし視でチェックします。同じ作業を淡たんん々たと繰り返しているように見えますが、一つでも不良品が市場に出てしまったら信用を失ってしまうので、決められた手順に従って全神経を集中し、容器の隅すみみ々ずまで目を走らせます。入社して15年経ちましたが、途中、産休や育休で職場を離れる期間があったので、復帰後はまた一から再スタート。検査のスキルをテストする社内検定にもパスしないといけません。健康を守る仕事には大きな責任があり、それを果はたす厳しさがあるのです。夕方4時になると、私はみんなよりひと足早く会社を出ます。保育園の玄関に入ると、「ママ!」と叫んで駆かけ寄ってくる子供の顔を見るのが幸せな瞬間。今日も元気に園で過ごせたことに感謝して家いじ路につきます。保育士さんは、子供たち一人ひとりに目を配くり、いつもと様子が違ったりすると連絡してくれます。私が外がん観検査をしている医薬品の容器も人の健康に関わるものなので、たとえ小さなホクロのような汚れやキズも見逃してはいけません。だからその大変さがとてもよくわかるんです。連絡があるとドキッとしますが、保育園の先生たちが責任をもって子供を預かってくれていると思うと、安心して仕事に向かうことができます。職場には子育てをしながら働くママさんも多く、状況を察して仕事をカバーしてくれるので、ありがたさが身に染しみます。仕事中、「子供に熱がある」というみずかじっせん出身校:金沢市立大徳中学校、金沢市立工業高等学校伸晃化学株式会社製造本部 製造三部(33歳)めて実心に留Tel. 076-267-3235URL http://www.shinko-ccl.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 荒井 昭充■創 業 昭和20年 ■従業員数 568名 医薬品容器などのプラスチック製容器の開発・設計・製造・販売。伸晃化学株式会社〒920-0346 金沢市藤江南2丁目4番地容器製造製品検査S. Nさん
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