ずそSS株式会社 ソテック道路の上が自分の土どう俵知恵と工夫を道路に敷き詰め経験でならし固めて舗ほう装するひょ■S・Tさん今はだいぶ体が固くなりました私を含め、この会社には能登で生震災による復旧工事を経験したの流れ、この間、私は数えきれない舗装工事に携たさわってきました。道路は災害がなくても、時間の経過とともに傷いたんできます。日射や雨雪にさらされる表面のアスファルトは、通行する車の荷かじう重ゅや振動によってひび割れ、水が浸入すると路ろばん盤が軟やわらかくなって、損傷が大きくなります。小さな補修で済むうちはいいのですが、場合によっては広範囲にわたって舗装し直します。交通量の多い幹かんん線せ道路は工事の時間帯を決めて交通規制をしたり、必要な工事車両や材料の手配、夜間の工事は照明設備の準備も必要です。現場によって道路状況は全く違い、気温湿度が変わればアスファルトの状態も変化するので、あらゆる方面古こに励はげんでいた頃を思い出します。が、相撲を始めた小学生の頃は、「土」の字のように、床で180度開かい脚きゃすくることができました。中学から金沢で寮生活を送り、高校も相撲一色。自分と同じ穴水出身の力士が活躍する姿を見ると、土にまみれながら稽けいまれ育った社員が多く、故郷が大地震に襲おそわれた時の悲しみは言いようもありません。発災の直後、家族や親せきの安否を気にかけつつも、応急復旧の要ようい請せに応じ、道路が損そんい壊かした場所に全員で向かい、昼夜を通して道路を直しました。は2回目。前回は入社して4年目の時でした。それから17年の年月が↘工事部 課長 一級土木施工管理技士工事部舗装工事現場監督(39歳)(25歳)出身校:金沢市立鳴和中学校、金沢市立工業高等学校出身校:能登町立松波中学校、石川県立飯田高等学校. T. H
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