ものづくり
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嬉うしかったですが、僕はコイルを巻いばれやバレーボールは小学校からやっていて、高校時代は181㎝と身長はありましたが、エースアタッカーではなくブロックが得意でした。電気科では、電気工事士の資格取得に向け、毎日遅くまで机にかじりついて勉強しました。クラス全員合格できたのはてモーターを作ったり、小さな電子部品を基きん板に組んだり、手先を使う実習の方が楽しくて好きでした。人見知りな自分は、アットホームな職場で黙もく々とものづくりがしたいと思っていたので、この会社に初めて見学に来た時、まさにぴったりな会社だと感じました。でもその時はまだ、この会社が造っているものもよくわかっていなかったし、数年後に大きな新工場ができることも、新たな生産ラインの立ち上げに関わることも、そして一人暮らしを経験することも想像すらしていませんでした。くも昨年の3月に完成した「となみの庄」は、天然の木の香り漂ただよう快適な新工場。その一いっく角かには、新たに立ち上がった「チ*ップ抵てい抗こう器き」の生産ラインがあります。この電子部品は砂粒のように小さく、1台のスマホの中に3百個以上使われていて、電子機器の高機能化と共に、その重要性は高まっています。僕はこの製造工程を学ぶため、しばらく富山を離れました。与えられた期間は10か月。富山工場にいた時と違い、黙っていたら教えてもらえません。自分がわからなければ人に教えることはできないので、自ら進んで質問し必死で覚えました。となみの庄でチップ抵抗器の生産が始まって半年。最新鋭の設備が稼かどう働し、高精度な製品が次々生産されていくのを見るとホッとしますが、生産量がもっと増えるこれからが本番。次は生産設備の技術者になるため、また勉強に出る予定です。機会によって人は変われる僕は人とのコミュニケーションが苦手だと思っていましたが、自分のためではなく、人のために仕事を覚えるという任務を与えられたことで、初めて会う人とも気軽に話ができるようになりました。苦手なことから自分を守っていると、成長のチャンスも見逃してら機会をつくることで、しまいます。人は自いくらでも変わることができるのです。みずか見えていなかった展開飛ひく躍へのプロローグ小さなチップの大きな可能性が成長の思考回路を動かす*チップ抵抗器 …回路に流れる電流を制限し、一定に保つ電子部品。KOAグループはチップ抵抗器の分野でトップシェア誇る。(KOA調べ)出身校:高岡市立戸出中学校、富山県立砺波工業高等学校鹿島興亜電工株式会社 となみの庄〒939-1317 砺波市矢木545 Tel. 0763-23-4011[中能登工場(本社)] 石川県鹿島郡中能登町武部は部11番地URL http://www.kashimakoa.co.jp■代 表 者 代表取締役社長 野向 一範■創  立 昭和59年  ■従業員数 282名 ハイブリッドICの設計・開発・製造、角形チップ抵抗器の製造。(23歳)電子部品製造鹿島興亜電工株式会社 となみの庄生産センター ショップSRKF. Iさん

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