ものづくり
60/66

世界が求める技術心を動かすもの読書する能力を鍛える世界の自動車工場を動かし続ける史上最高のパフォーマンスを創るアメリカ、メキシコ、イギリス、中国、インドネシアなど私のパスポートは出入国のスタンプでいっぱい。多いときは年間3分の1以上海外に出ています。行先は現地の自動車工場。海を渡って日本から運ばれてきた巨大なマシンが、自動車ボディの生産ラインにどっかりと設置され、その進化した能力をいよいよ披ひう露するべく、マシンを起動させます。ボンネットやドアなど自動車のパーツは、大きな鋼こん板を何千トンもの圧力で、型にプレスして造られます。1分間に数十回という驚異的な速さで加工するには、プレス機のスピードに合わせ、連続して鋼板を供給し、そして取り出す装置が必要です。私たちが造っているのは、そのシステム。年々高度化するお客様の要望に応え、知恵とアイディアを結集した“世界初”“世界最速”の先進機能を付加したマシンを開発し自動車産業を支えています。うは高こうん専せに進学し電気工学を学びました欠かけら片は今も身からだ体の奥に残っています。小学生の頃、ファミコンを買ってもらえなくて、父が買ってきたパソコンでゲームを作ったのが人生初めてのプログラミング。難解なガイドブック片手に自分の手で完成させたことは、未知の扉を開く画かっ期きて的きな体験でした。が、頭の中をずっと占せんり領ょうしていたのは音楽。卒業後、プロのミュージシャンを目指して上京しました。バンドを組み、ライブハウスを満席にした情熱のいい楽曲には心を動かす旋せんつ律りがあるように、制せいょ御ぎ設計には機械のパフォーマンス(能力)を最大限引き出すプログラミングが求められます。創造力が試され、毎回、産みの苦しみを味わっていますが、アイディアが形になれば最高の気分。エンジニアとして今年も世界ツアーに出かけ、ロックの本場アメリカで憧あこがれのギブソン(ギター)を手にしたいです。「お金持ちの多くは、本を読む習慣がある」というのを知って、若い時からいろんな本を読んできました。仕事でも新しい知識を常にインプットしていく必要があり、欲しい読の技術情報をいち早く入手するために速も学びました。読書は人の話を聞く力や相手に伝える力、さらにタイムマネジメントのえられます。分からなくても、とに能力も鍛かく読むことです。出身校:小松市立国府中学校、金沢工業高等専門学校(現国際高等専門学校)自動車メーカ向けプレス機械用自動化装置をはじめとする各種省力化機械、搬送設備など FA化設備の設計、製作。株式会社創研〒923-1224 能美市和気町井58番地Tel. 0761-51-5548URL https://i-sk.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 谷 佳隆■設  立  昭和45年 ■従業員数 38名(40歳)きたそくどくろ自動化装置制御設計株式会社創研電気制御部 部長N. Sさん

元のページ  ../index.html#60

このブックを見る