匠さつきさん 番匠さとみ日々の会話が原動力 広めたいこの想いつばき茶屋には、毎日地元の人や遠くからのお客さんが来ます。地元のお客さんとは、地域についての何気ない会話。遠くから来たお客様には、地域にあるおすすめスポットを教えることもしばしば。中にはお客様が訪れたスポットについて、話が盛り上がることもあります。そんなお客様と会話しているといつも笑顔になれるのだそうです。紹介した観光地を訪れた感想を聞いて、自分まで笑顔になってしまうと番匠さん親子はうれしそうに語ってくれました。たまには冗談も言って、その場を盛り上げる会話のプロフェッショナル。そういう工夫をしているから地域のお客様にとどまらず、遠くから来たお客様とも長い間、親しい関係を築けているのでしょう。つばき茶屋に出てくる料理は全て獲れた新鮮な魚を使っています。それは、少しでも能登のいいところを知ってほしいからです。特に、つばき茶屋での定番、「イカさま定食」と「でまかせ定食」には、珠洲のおいしいものがたっぷり詰まっています。「イカさま定食」などの料理をお客さんに提供することが働く原動力になる一つだそうです。母の番匠さつきさんがつばき茶屋を始めたのは、今から17年前の平成15年。3年後に娘のさとみさんが働き始めました。当時のさとみさんは、珠洲の不便さを感じていましたが、日が経つうちに、どんどん珠洲の魅力に気づいていったそうです。珠洲の魅力をどうしたら伝えられるかを考える毎日。その中で、たどりついたのが、珠洲だからできる地域を通しての料理の提供です。高屋町在住 つばき茶屋(折戸町) ばんしょうばんしょう番さん 飲食業
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