さくらノート富山県版 Vol.13
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かがやく製品に映る自信新たな自分のポジション情熱がスパークするメタルアートの職人工房松まつせ瀬 泰やすゆき幸さん)(笑(笑)錆さびにくく、清潔を保ちやすいステ東京ビッグサイトで開催された装置の大規模な展示会で、製薬機械と合体した私たちの製品が、照明があたって光り輝く姿を見た時は感動しました。ンレスで造る機械装置は、主に薬品や食品など衛生管理が厳しい工場で使用されています。自動車など身近なものと違い、普段目にすることはありませんが、ここでつくられる製品は一台一台が全部手づくり。薄いステンレスの板から、円えう筒、円すい、四角すいなど様々な立体の形につくり上げ、それを組み合わせて完成させます。材料の型抜きから曲げ加工、溶よつ接、磨き仕上げと、いくつもの工こい程を経て造っていきます。私が長く担当してきたのは材料の端たん面どうしを溶接し立体にする作業。体にしみ込ませたトーチの操作技術と、材料をピッタリ合わせるハンマーテクニックで、寸法通りの形に仕しあ上げます。んとうてんめうせ最初の頃、自分でうまく溶接できたつもりでも、「もっとキレイに!」と社長から全く合格点をもらえず、何度泣きそうになったことか小学校からずっと続けてきた野球もそうでしたが、自分にそのポジションをまかせてもらうには、練習を繰り返して体で覚えるしかありません。単なる自己満足ではなく、「お客様は何を求めているのか」という視点に立ち、一方向だけでなく立体的にものを捉とらえることが出来るようになった時、ようやく自信の持てる仕事ができるようになりました。ありがたいことに、お客様が求める品質はどんどんレベルアップしていきます。若い人たちの技能を上げ、工場全体を管理していくことも現在の自分に与えられた使命。社長のポジションが私の目標ですからとえ苦しくても泣いている暇ひまはありません。。しかし、、た何事も絶対にあきらめるな!ものごとは、最後まで何が起こるかわかりません。順調に進んでいても決して気を抜ばで形勢が逆転してもあきらめなたん場ど壇かず、土構えが大切だと思います。い心その時の苦労は、その先の喜びにつながる。それは自分だけでなく、多くの人たちの喜びでもあることを忘れず、常にプラスイメージを持って取り組んでいけば、将来いいことがたくさん待っています。16機械フレーム、ホッパータンク、製薬サニタリー装置、食品製造ラインなど、ステンレスをはじめ、鉄、アルミを材料とした板金製缶加工株式会社ヒラ・テック〒930-0101 富山市中沖534Tel. 076-471-5566 URL http://hiratec.jp/ ■代 表 者 代表取締役社長 平山 喜将 ■創  業 平成17年  ■従業員数 35名  (41歳)出身校:立山町立雄山中学校、富山県立雄山高等学校こころがま金属板金加  工株式会社ヒラ・テック本社製造部 部長/白山工場長

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