富山県版Vol.15
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安全・安心を保証しますはじめ良ければ終わり良し安心できる商品は安心できる仕事でつくられます藤ふじい井 健けんじ司さん例えばコンビニで食品を買った時、外側の透明フィルムを破やるのにちょっと苦労した経験はありませんか?簡単に破れないのは中身が安全だという証拠。この新しく完成したショールームに並ぶ機械は、僕たちが造った、商品の姿を隠すことなく密みう封できる「包装機械」なんです。これらは、いくつもの部品が組み合わさって完成しますが、その一つひとつを自社で設計し、金属の板を加工して造ります。図面に描かれた部品の形を頭の中で立体的にイメージして、そこから展開図を作成します。 タテヨコ10㎝の小さな部品から、2mを超える大きなものまで、一枚の板からどれだけ多くの材料が取れるか考えるのは、まるでパズルを解くような感覚。毎日、頭脳トレーニングをしているおかげで、目についたものは何でも頭の中で展開してしまうへんなクセがつきました(笑)。(笑)ぶっぷ小学校の頃に好きだったのが、ロボットを対決させて勝負を決めるテレビ番組。異様なまでに盛り上がる会場の様子にすごく興奮しました。  自分もやってみたいと工業高校に進んだのはよかったのですが、盛り上がったのは機械よりもバンド活動。会社に入ってからも学生気分が抜けず、仕事に対する心構えがなっていませんでした。しかし、それを指摘してくれた上司のおかげで目覚めることができたと思っています。何事も初めが肝かんん心じ。供給する材料の精度が悪ければ、その後の加工もうまくいきません。自分の作ったデータが加工現場に送られ、部品に仕しあ上がるとひと安心。それが組みつけられ、包装機械として完成した時はさらに嬉うれしくなります。そして改めて部品が持つ役割を知った時、より良くするためのアイディアが頭の中にたくさんひらめいてきます。仕事と遊びのいいサイクル楽しい学校時代というのはあっという間に過ぎ去るもの。社会人になると休みも限られます。でも、いい仕事をするためには、遊びも一所懸命にやってリフレッシュしたい。今はスノーボードにはまり、雪山に行くのが楽しみの一つ。うまくターンが決まった時は、仕事もうまくいきそうな気がするんです。充実した休日の過ごし方がいいサイクルを生み出してくれます。包装機械および周辺機器の企画・設計・製造・販売・メンテナンス。世界20か国に輸出され、国内外でトップシェアを誇ります。株式会社ハナガタ〒939-8033 富山市横内417Tel.076-425-1545URL http://www.hanagata.co.jp/ ■代 表 者 代表取締役社長 花方 淳■創  業 昭和23年 ■従業員数 64名 (24歳)出身校:富山市立北部中学校、富山県立富山工業高等学校11包装機械生産管理株式会社ハナガタ製造部 生産管理課

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