富山県版 Vol.17
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71oV0202ETON.lARUKASび 5■産機事業部 山瀬 敏靖さん私は旅するエンジニア迅じんく速そに対応方法を検けんう討とし、状況によっては技術者にすぐ飛んでもらわないといけません。時間と闘いながら、スタッフのスケジュール調整やフライトの準備、必要な部品の手配を行うなど最善を尽つくします。体が細かった私はよくタックルの標的にされました(笑)。弾はじき飛ばされることが多かったですが、ボールを仲間につないでトライが決まると快感でした。相手にひるまず立ち向かう気持ちが仕事にも必要。どんなタックル(問題)にもチームプレーで対抗していきたいと思います。私たちの仕事はスピードが命。高校時代はラグビー部でしたが、据すえ付けまで、数えたことはあり「Hey!ヤマ、食事に行こう」。メキシコで仲良くなった工場の方に連れて行ってもらった、地元で人気のTボーンステーキ。今、思い出してもヨダレが出ます。カナダ、アメリカ、イギリス、中国、韓国、タイ、インドネシア…、出入国のスタンプでいっぱいになったパスポートを、これまで何度更新したかわかりません。国内もいろんな所に出張し、キティちゃん列車にも乗ったことがあります。知人、友人に「仕事何しとる?」と聞かれ、「職業は、旅人」と答えていました(笑)。入社してもう26年。私は会社で造っている製品のほぼ全てに関わってきました。電気工事を中心に、機械の組立、そして完成後のませんが、100台は軽く超える計算になります。現在、私がいるサービス課は、お客様の工場で稼かどう働している機械を責任もってメンテナンスしていくのが主な役目。国内のあらゆる自動車工場、そして地球の裏側でも私たちの機械が使われていますから、深夜、早朝、休日を問わず直接お客様から携帯に電話がかかってきます。寝ぼけ眼まなこでも声を聞けば、お客様の顔が浮かび、電話で出来る限りの対応をします。自分が組み立てた機械がトラブルを起こしたとなったら、行かないわけにはいきません。でも、しばらくぶりに再会するとなぜか調子がよくて、「あれっ」って思うこともあります。予定よりも早く作業が完了すれば、私は束つかの間まの旅人。お客様に地元の美味しいものや近くの温泉を聞いて、仕事後の少しの間、観光気分を味わいます。出張先ではいろんな人と出会い、協力してもらいながら作業を進めます。仕事の話だけだと味気ない。お客様との交流も、大切な心のメンテナンスだと思っています。「教えてもらったあのお店、すごくよかった。また何かあったら、遠慮なく連絡ください」って言うと気持ちも通います。子供には寂さしい思いをさせることも多かったですが、自分たちが造った機械たちも可愛いことに変わりはありません。国内外自動車メーカー向け大型自動化設備の設計・製作・輸出・据付、レーザー加工設備、搬送システムなどの開発・製造。株式会社小矢部精機〒932-0137 小矢部市渋江2020Tel. 0766-69-8131 URL http://www.oyabe-seiki.co.jp/■代 表 者 代表取締役社長 藤田 淳二 ■設  立 昭和44年  ■従業員数 125名  ハード(機械)を担当する山瀬さん(左)、ソフト(プログラミング)を担当する長谷川さん(右)とスクラムを組んで、どんな問題も解決します。仕事で世界旅行ができると思えばモチベーションになります。心に余裕を持つこともいい仕事をする条件なのです。

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