富山県版 Vol.18
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■大上 泰輝さんものづくりの未来が見たい7 Ii*ⅠoT… 「nternet       of Thngs」モノがインターネットにつながることて有効な手段を検けんし証ょうし、何度も試作を繰り返しました。そして構想から2年後、自社独自の「はんだ槽」を完成させました。大学で学んだ知識を活かすことができましたが、より役立っていることは、資格を取るために勉強したことや自己管理の仕方、報告の仕方など、入社以来、上司や先輩に指導いただいてきたことです。最初の頃は上手くいかないこともありましたが、プロジェクトを遂すいう行こしていくうち、どれも生産技術者として身につけておくべき大切なことだったと気づき、教わったことに心から感謝しています。子供の頃、夢中になったのは、プラモデルと野球。父と一緒に、スーパーカーや昔の名車、ガンダムなどをよく作りました。改良するのが楽しくて、自作したウイングや竹たけり槍やのようなマフラーをつけたり、かなりマニアックでしたね。「ものづくりをやりたい。そして野球もうまくなりたい」。富山工業の野球部には指導してもらいたい監督さんもいて、迷わず決めました。そして大学でも機械工学を勉強しながら野球も続けました。世の中は徐々に“Ⅰ*oT”の実用化が始まっており、私は大学院で工作機械のコンピュータ制せいょ御ぎについて研究しました。高校から9年間、機械を学んできましたが、気づいたのは、どんな機械にも必ず“電源装置”が組み込まれ、制御に大きく関わっているということ。これから本格化する“ⅠoT”時代において、その役割に無限の可能性を感じました。この会社でも、私が入社する前からⅠoT化のプロジェクトは始まっており、生産ラインにおける機械設備の状態、作業のし進んちく捗ょ状況を“見える化”するシステムの構築に取り組んでいました。大学院で工作機械のプログラミングをしたことのある私に「やってみないか?」と任されたのは、そのシステムのアプリケーション。パソコンの画面上で稼かどう働している生産ラインの情報をリアルタイムに示し、わかり易やすくグラフ化できるそのアプリは、一からプログラムを組み、3カ月がかりで完成にこぎつけました。このシステムでは、はんだ槽が正常に動作するために必要な条件を監視できるので、異常を事前にキャッチして不良発生の原因調査に役立てることができます。また、現在はラインの生産効率を自動で算出するシステムを構こうく築ちしており、やがて全ての生産ラインで運用されると思うとワクワクします。世の中には未知のテクノロジーがまだたくさんあります。もっと広い視野で未来を見つめながら、それを取り入れ、エンジニアとしての自分の足跡を確実に残していきたいと思います。あらゆる電気機器に欠かすことのできない直流安定化電源装置の設計、生産、販売。産業・業務用電源の多くを占める標準電源では、国内トップシェアを誇ります。コーセル株式会社〒930-0816 富山市上赤江町一丁目6番43号Tel. 076-432-8151 URL https://www.cosel.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 谷川 正人 ■設  立 昭和44年  ■従業員数 685名(2020年 5月期)生産ラインに携わる人が、見易く、使い易く、理解し易いシステムにすることが基本。現場に寄り添った人に優しいIoTをめざします。自社開発した稼働状況を 見える化”するシステム。私がプログラミングしたアプリを全ての生産ラインで活用し、評価してもらいたいですね。

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