富山県版 Vol.20 
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何でもがむしゃらにやってみる小学校から野球一筋。高校も野球をするために入ったのですが、成績が落ちると好きな野球ができなくなるので、苦手な勉強も頑張り上位をキープしました。どんな仕事も最初は未経験からのスタート。考えるよりもアクションを起こし、がむしゃらにやらやした時ないと結果は出ません。そこに費駄ではなく、頑張った経験が間は決して無自分の成長につながるのです。■■薄うすだ田慶けいぞう三さん梁■には、自分が一生懸命汗をかいて長い年月と建設に携■■わる多くの人たちの汗によって完成した、新しい富山駅や新幹線ホーム。整備された駅前周辺をドライブすると、時代の変化を感じます。近くにできた新しい立体駐車場に車を停■めれば、そこは私の仕事を紹介するにはうってつけのショールーム。目に見える頑■丈な鉄骨の柱や造った、およそ1万個の部材が使用され、建物全体と300台近くの車両重量を支えています。屋上から見渡せるたくさんのビルに、鉄骨が構造材料として使われていますが、木材と違って重■厚な鋼■■材を加工するのは容■■易ではありません。900℃のガスの炎で分厚い鋼■■板を切断する工場の中は年中常■■夏。冬でも汗をかきます。しかし、ここから出荷される多くの部材が都市の未来をつくるのだと思うと、仕事後の冷たいコーラがとても美■■味く感じられます(笑)。■■■■■■■■■■■■■■■■■■製鉄工場で造られた母■■■材となる鋼板は、畳6枚分ほどの大きさ。それをクレーンで吊■り上げ、NCガス切断機という巨大な機械のベッドに寝かせます。設計図に描かれた部材の形に材料を切断するのは〝炎のカッター〟。鋼板に記■■したケガキ線に沿って1ミリもずれることなく口■■■火が走るよう、トーチの位置を緻■■■密に調整します。切り終わった部材をマグネットで吊り上げ重ね合わせたとき、タテもヨコも全てピシッと揃■■うと鳥肌が立つほど快感です。自分にとって未知の仕事でしたが、経験値が増えるにつれ、鉄の特性もわかり、火力やトーチを動かすスピードを調整することで、精度も加工時間も変わることを体で覚えました。ベトナムの技能実習生の指導もしていますが、ここで■培■■った技術が彼らの幸福と、はるか遠い母国の発展に繋■■がっていくことにも喜びを感じています。やつ都市の未来をつくる炎を操あり、鋼鉄を断たつ自分という素材を活いかしたければ飛び込んだ世界で思い切り熱くなれ■■(29歳)出身校:上市町立上市中学校、富山県立滑川高等学校産業機械、建設機械、建材向け鋼材の溶断、溶接、加工・販売、ビルトH形鋼の販売。石川県能美市、富山県滑川市、新潟県柏崎市に工場があるJFE商事グループの一員。北陸スチール株式会社 滑川工場〒936-0808 滑川市追分3545-2Tel. 076-475-9416URL https://www.h-steel.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 君嶋 英樹■設  立 平成12年 ■従業員数 95名 13北陸スチール株式会社滑川製造部 滑川溶断グループ チーフ鋼材加工エンジニア

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