【合併号】富山県版Vol.21&PROCEEDVol.06
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稲いなづか塚 翔しょう さん現場監督になって8年目。これまでの約半分は、富山大学の3つのキャンパスで仕事をしてきました。高岡キャンパスでは災害対策プラザを造り、杉谷キャンパスでは医学部研究棟の耐震工事を行い、そして五福キャンパスの大学食堂を改修しました。富山大学は私の母校。数年前まで学生としてキャンパスを行き来していました。卒業するのに大変苦労し、ようやく門を出たのに、また戻って来るなんて皮ひく肉な話ですが、私にとって富山大学は卒業してからが、本当の勉強の場所でした。富山大学には建築学部がなく、大学時代は、建築にほぼ関係のない電気・電子に関することを勉強していました。しかし、確かに私は、このキャンパスで建築を一から学びました。しかも学費はタダ。先輩監督や建築のあらゆる職種に関わるプロの職人さんたちが講師陣でした。墨すみつぼの糸を指でパチンとはじいた瞬にお施せこう工管理の資格を取り、現場責任者中学生の時、14歳の挑戦(職場体験)で大工さんの仕事を体験しました。間、木の柱に線が真直ぐ引かれたあの快感は今でも忘れません。小さい頃から仕事で父が測そくり量ょうするのを見たり、母の実家も建築業を営いとなんでおり、建物に関わる仕事に親しみを感じていました。でも、高校の授業でパソコンに触れた私は、ソフトウエアに興味を奪うばわれ、大学で、その分野の勉強をしました。建築とは全く畑違いでしたが、現場で足あしば場をつくる時に荷かじう重ゅ計算をしたり、周りを覆おうメッシュシートは風圧抵抗を考えて設置する必要があり、得意だった数学や物理が役立ちました。として施工を任されることも増えました。生しょう涯がいやりたいことに出会った時が本当の学びの始まり。ゼロからのスタートでも決して遅くはありません。現場はキャンパスやりたいことは後で繋がるバックアップ若手社員や未経験者を学校で何を勉強してきたかを問わず、建築・土木の知識や経験がなくても技術を身につけられるよう、若い人をサポートする制度が充実しています。業務に必要な資格の取得は、原則会社で負担してくれますし、大学等卒業後、10年間勤務すれば全額返済免除となる会社独自の奨学金制度もあるので、安心して仕事に専念できます。本気でやりたい仕事に出会った時職場は最良の学校になる出身校:南砺市立井波中学校、富山県立南砺総合高等学校井波高等学校(32歳)河川、道路、砂防などインフラ整備を中心とした土木工事や公共施設の建築工事、鉄道の保守点検を含む軌道工事にも参加。「地域の夢を叶える」建設のプロ集団を目指しています。中越興業株式会社〒939-1844 南砺市野口800Tel. 0763-62-1221URL https://www.tyuetsu-kogyo.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 山下 博■創  業 昭和21年 ■従業員数 95名 13中越興業株式会社建築部 主任 2級建築施工管理技士建築現場監督

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