富山県版 Vol.26
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抗こき器」と「ハイブリッドIC」の生産拠どういねんどうたい半は導体と同じく、大量に必要とされるチューリップの球根や、稲作に必要な種もみの全国一の生産地として知られている砺波市。広大な田園地帯に堂々と完成した巨大な新工場は、「となみの庄」と名付けられ、「チップ抵て点として2年前に稼かう働を始めました。スマホや自動車に新しい機能が追加され、年々高性能になっていくように、電子機器の進化は止まりません。そして、世界中で需要が高まっているのが「チップ抵抗器」。米粒よりもずっと小さく、肉眼で形状を認識できない極小サイズもある電子部品ですが、通信、医療、宇宙産業など様々な分野で開発されている電子機器の回路にたくさん組み込まれています。もし種もみがなくなれば、全国の米農家さんが困るように、「チップ抵抗器」が不足する事態になれば、あらゆる産業に深刻な影響をおよぼすのです。長野県の親会社で2年間、設備技術を学んで帰ってきた私は、「チップ抵抗器」を生産するための機械や装置を新工場に設置し、量産体制にもっていくために全力を尽つくしました。外観検査は目もくし視では行えず、画像によって判定するので、鮮明に映し出す撮影条件の設定に苦労しました。抵抗値測定はシャーペンの芯より細い針の先端を研といで電極にあてます。どれもミクロン単位の調整を根こんき気強く繰り返し、産みの苦しみを味わいました。中学生の頃から車が大好きだった私は工業高校の機械科を卒業し、働いて手に入れた車を自分好みにチューンアップして楽しみました。機械の性能を最大限に引き出すことは現在の仕事にも通じます。工場の生産能力をさらに上げていくのが私の使命。“となみの庄”で生産した「チップ抵抗器」がなくてはならない存在となるように頑張ります。人づき合いが自分を助ける誰でも初めてつく仕事は未経験。わからないことがあれば何でも教えてくれる先輩が近くにいてくれたら安心です。幸い、この会社では人にすごく恵まれました。プライベートでも連絡を取り合える人が多く、困った時はいつも助けてもらっています。年齢に関係なく、学生の頃から人と関わることに慣れておけば、未経験でも思い切って挑戦できます。がや電子機器の種たもみ良品を産み出す苦しみ先端技術のタネをつくり未来を耕たすファクトリー(34歳)12出身校:小矢部市立大谷中学校、富山県立砺波工業高等学校鹿島興亜電工株式会社 となみの庄〒939-1317 砺波市矢木545 Tel. 0763-23-4011[中能登工場(本社)] 石川県鹿島郡中能登町武部は部11番地URL http://www.kashimakoa.co.jp■代 表 者 代表取締役社長 野向 一範■創  立 昭和59年  ■従業員数 282名 ハイブリッドICの設計・開発・製造、角形チップ抵抗器の製造。鹿島興亜電工株式会社 となみの庄生産センター ショップSRK3級機械保全技能士電子部品製造U.Mさん

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