富山県版 Vol.27
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芸術的な仕事をめざす気持ちが上がる理由安心感のもとをさかのぼればつくった人たちの顔が浮かびますあるわかりやすい言葉遣いをしよう学生の時と違い、社会に出ると、いろんな年齢の方と一緒に働きます。友だち同士で通じても、世代が違えば伝わらない言葉があることに気づき、相手によって言葉を選ぶことを学びました。新人の頃はわからないことだらけで、同じことを何度も聞いて気強く教えて下さいまいましたが、みんな根した。だから私も、わかりやすい話し方をするように心がけています。没ぼつ入にゅでうきる幸せな時間でした。しょうこ小さい時から図画工作が好きで、立体感のある造形作品を作るのが特に好きでした。高校時代は美術部で、樹木をモチーフにした巨大なアート作品を製作しました。デッサンを描かいて作品を仕上げていく過程は、好きなことに注文された部品の加工を工場に手配する仕事は、私自身が図面を見て正確な形状を立体的にイメージできないといけません。最初は平面図を切り抜いて折って確かめるなど、時間がかかりましたが、現場の技術者の手で見事に加工された製品を見た時は、まるでアート作品のようで感動しました。安心を保証する部品づくりは、様々な仕事が連れんい携けしあって完成します。私がお休みしても会社が困らないよう、手順書や材料を補ほじう充ゅするマニュアルを作りました。だから休日は仕事を忘れ、安心して好きな映画鑑賞に浸ひたっています。朝、出社するとパソコンを立ち上げ、注文書に目を通すことから私の一日が始まります。そこには全国各地で建設が予定されている商業施設やオフィスビルなどの名称とともに、部品名や数量などが記しされています。私が担当しているのは、エレベータの有名メーカーさん。以前は気にも留めませんでしたが、旅行先でエレベータに乗ると、製造会社をチェックするようになりました。私たちが部品を造っている会社だとわかると“当たり”を引いた気がして気分が上昇します。多くの人を乗せて、毎日何度も昇う降するエレベータの安全性は、組み込まれる部品によって左右されます。工場の技術者に部品の加工を依頼する手配書を作り、加工に必要な材料の在庫管理も任されている私は、エレベータに乗るたび、自分の役割の大切さを改めて知り、かごの中でひとり気きい合を入れています。こんきTel. 0763-33-2145URL https://www.kk-tonami.com ■代 表 者 代表取締役社長 森澤 修二郎■創  業 大正12年 ■従業員数 109名 プレス機による塑性加工を機軸に、各種産業機械、大型バス車体、建設機械、工作機械、農業機械、医療機器など、独自の複合加工技術による部品製造、組立。株式会社 砺波製作所〒939-1317 砺波市矢木636番地(22歳)株式会社 砺波製作所本社製造部 本社業務課 本社業務G出身校:小矢部市立大谷中学校、富山県立石動高等学校A. Rさん機械部品製造事務

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