人類の歴史をたどると、戦いや災害によって、多くの生命や財産が失われ、
深い悲しみの中から何度も立ちあがり、今日の繁栄を築いてきた。
いつかまた、どこかで起こり得る予期せぬ悲劇から人々を救うため、
自らの命をかけて訓練を行ない、平和の維持に努める人たちがいる。
人を助けるためには、自分自身が強くあらねばならない。
肉体を鍛え、必要な能力を身につけることはもちろん、
時には自己を犠牲にしてまでも他人を助ける強い人間愛と、
脅威に立ち向かう勇気を持ち合わせていなければ、
この仕事は簡単に務まらないだろう。
生命の危機に遭遇した時、
救助してくれる人たちがいてくれるということほどありがたいことはない。
心の底から「ありがとう」と言ってもらえる のが、この仕事の喜びなのである。