日本の製品が世界中の人々に愛されてきた理由は、
“信頼ある品質”。
そこには、日本人の自分の仕事に 対する
「責任」の強さというものがあらわれている。
相撲の立行事が腰に短刀を差しているのも、
切腹も覚悟の上で勝負を裁くという伝統が、
今日まで継承されているのである。
日々、膨大な数の製品がつくり出される中、
その中のたった一つでも品質に問題があれば、
お客様に迷惑をあたえ、信頼を損ない、
対応が悪ければ会社の存続に関わる大規模な損害につながる。
正しい検査技術を用い、勇気を持って正否を判断する。
そんな厳しさが「検査」には求められるのだ。
不具合は、より良い製品づくりのための研究材料。
繰り返しデータをとって研究する地道な努力 が、
確固たる信頼を築くのである。