地球上に人類が誕生してから現代にいたるまで、
自然の中に身をおいて生きてきた人間にとって、
生活環境を 整えることが、進化の歴史でもあった。
最初は自然の脅威から身を守るためのシェルターであった家は、
快適性を追い求めながら、
居心地のいい生活空間へと変化してきた。
そして、道路、鉄道、橋梁、トンネルなど、
社会生活に必要なインフラ(社会基盤)は時代とともに整備され、
新しいテクノロジーによってつくり変えられてきた。
計りしれない破壊力を持つ自然の威力に対抗し、
常に 安全性能と快適性能を高めていく努力は、
どんなに時が変わっても尽きることはなく、
それに挑戦し続けるのがこの仕事の使命。
人への優しさがなければ、
決して 成し遂げられない偉大な事業なのだ。