今やっている勉強。社会に出て役立つ時がくるの?
「教科書に書いてあることって、将来何の役に立つんだろう?
全部勉強する必要ってあるのかな?」
誰もが一度は、そんな疑問を抱いたことがあると思います。
でも、ちょっと頭を休めて身近な世界に目をやると、
学校で
勉強したことが関係していることもたくさんあります。
青菜を茹でる時に塩を入れると鮮やかな緑色になるのは、
マグネシウムイオンとナトリウムイオンが置き代わり、
葉緑素のクロロフィルの分子が安定化するという化学現象。
サッカーのフリーキックで、ボールが曲がってゴールするのは、
ボールを回転させることで、空気の流れの遅い方から早い方へ
押す力が働くという物理現象。
スマートフォンが、自分の居場所を地図上に示せるのは、
電波によって衛星との距離(斜辺)を測り、軌道の高さから、
位置(底辺)を割り出す、三角関数を用いているから。
もちろん、そんなことを知らなくても、生活するのに困ることは
ありませんが、学んだ知識がテクノロジーやエンジニアリング
に結びつくことで、多くの人々の生活に役立つことができます。
やがて社会に出れば、様々な世代や国籍、そして、いろんな
価値観を持った人々と相対することになります。相手を理解し、
自分の意思を伝えるにはコミュニケーション力が必要。その基礎
となるのは国語や語学力です。
人が生活を営めば、モノやお金、情報が動きます。社会のしくみ
を学ぶことは、より豊かな生活を創造するための発想につながり、
そこから生み出されるサービスや付加価値は、様々なビジネスに
発展していきます。
大人になってから、みんな口をそろえて言うセリフが、
「もっと勉強しとけばよかった…」。
そんな後悔している大人たちに聞きました。
「実際、勉強って何に役立ってますか?」