中越興業株式会社
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松まつだ田 勇ゆうき気さん昨年の12月に「2級土木施工管理技士」の検定試験に挑戦し、無事、一発で合格できました。現場監督として、やっとスタートラインに立てたという気持ちです。これまで、利とが賀村の地じべ滑り対策の工事や、能のつ越自動車道の新しいランプを造る工事など、いろんな現場に入りました。しかし、土木工事はそれぞれ全く違うものを造るので、新しい現場に行けば、またゼロから勉強し直す、その連続です。大学で勉強してきたことは、全く専門外だったので、測量はおろか道具や材料の名前すらもわからない状態で初めて現場に入りました。見た目は監督の服装をしているので、いろいろ聞かれるのですが、何一つ答えられないのが辛つかったですね。しかし、工事が終わり、景色の変わり様を目にした時、自分が関わった仕事の壮そい大さに感動を覚え、それが自信につながっていきました。うえうだ橋きょう脚きゃくを構こうく築ちし、その上に在来線の線枠わくの中にコンクリートを流し込んで固富山駅の高こうか架化工事は、約500メートルの工事区間に一定間隔で路とホームを造ります。橋脚は1基1基、鉄てっん筋きを組み、その周りを囲んだ型かためます。寸法が規定通りになっているか、細部にわたって確認しますが、現場監督として大切なことは、職人さんたちが仕事に集中できるよう現場の環境づくりをすることだと思っています。毎朝行っている「K Y活動」や作業現場を見て回り、危険箇所があれば事前に安全対策を講こうじておくことは、工事を順調に進める上で欠かすことはできません。先日、橋脚の最後の1基にコンクリートが流し込まれました。新幹線とともに、全ての在来線が頭上を行き来する姿を見られるのはもうすぐ。その日までどれだけ自分が成長できているか楽しみです。ら()す危険予知す。自信が見る景色を変える監督としての基礎がため石の上にも三年郷土のレガシーをつくる誇りが新たな挑戦に駆かり立てる(28歳)土木の仕事は、ゼロからの挑戦でしたが、大学時代の先生が言っていた、「どんなことでも、3年やってみなさい」という言葉を信じて頑張ってきました。社会に出て経験する仕事は、みんなゼロからのスタート。最初はうまくいかないのがあたり前です。一日一日らず少しずつ成長していけば、を大切に、焦必ず自信がついて、見る景色も変わってきまあせ河川、道路、砂防などインフラ整備を中心とした土木工事や公共施設の建築工事、鉄道の保守点検を含む軌道工事にも参加。「地域の夢を叶える」建設のプロ集団を目指しています。中越興業株式会社〒939-1844 南砺市野口800Tel. 0763-62-1221URL https://www.tyuetsu-kogyo.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 山下 博■創  業  昭和21年 ■従業員数 95名 出身校:南砺市立福野中学校、富山県立福光高等学校中越興業株式会社工事部 主任 2級土木施工管理技士土木現場監督

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