北陸スチール株式会社/滑川
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骨格が健康に影響を及ぼすように、鉄骨の良し悪しが建物の精度に大きく関わってきます。鉄骨を接ぎ合わせる部材は、ボルトを通す孔や溶接の強度を増すための溝など、高い加工精度が求められます。新しく導入された「オートボーラー」という加工機械は、まだ誰も操作したことがなく、私はこの加工で第一人者になって認められたいと思いました。加工する鋼板は、硬さも厚さも形状も異なります。材料に合わせて切削工具を選び、加工プログラムを入力し、図面通りに仕上がると快感。「私は絶対に失敗しない!」と自信満々でしたから、初めてミスをした時は悔しくて涙が止まりませんでした。スポーツで負けた時も泣いたことなんてなかったのに不思議。でも、失敗のおかげで初心に戻り、原因を正すことでもっと成長できることを知りました。女の子らしくおしとやかにしているのが嫌いで、小学生の時も男子サッカーのクラブチームに紛れ込んでボールを追いかけ、中学では陸上、そして高校もスポーツ系で思い切り身体を動かしてきました。進路については深く考えたことはありませんでしたが、体力が私にとって何よりの財産。どんな仕事でも挑戦してやろうと気力だけは満ちあふれていました。自信は失敗して本物になる楽しさを見つけるということは本気の自分に出会うということき樹さん鉄に関する知識や安全教育を中心に勉強し、各工程の作業を手伝いながら製品の名称を覚え、またクレーン操作も習います。たくさんある作業工程の中から、自分に合った仕事を決めます。機械加工に挑戦し、オペレーターの基本スキルを身につけます。一つの工程に留まらず、他の工程や機械操作を順次覚えていきます。どんな加工も任せられる“マルチ職人”を目標に仕事の幅を広げます。材料加工に関する十分な知識と技術を身につけ、担当部署のリーダーとして要の存在に。スペシャリストとしての能力をさらに高めて下さい。 HP検索出身校:滑川市立早月中学校、富山県立上市高等学校(24歳)北陸スチール株式会社〒936-0808 滑川市追分3545-2Tel. 076-475-9416 URL https://www.h-steel.co.jp■代 表 者 代表取締役社長 大村 義高 ■設  立 平成12年  ■従業員数 95名    産業機械、建設機械、建材向け鋼材の溶断、溶接、加工・販売、ビルトH形鋼の販売。石川県能美市、富山県滑川市、新潟県柏崎市に工場がある。JFE商事グループの一員。鋼材加工エンジニア○○北陸スチール株式会社滑川製造部 滑川溶断グループ道みちすじ筋 由ゆ

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