北陸スチール株式会社/滑川工場
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うはょうてん恐れずに前に進め新しいことに挑戦するとき、二の足を踏んでしまう自分が 嫌でした。知らない世界に飛び 込 む の は 怖 い 気 がしま す が、 意 外 とみ んな優しか ったり、 サ ポートしてくれ たりするも ので す。 だ か ら気 に せ ず 行 動 する べ き。たと え 経 験 が な か ったとして も、 一 歩 踏 みいて き ま す。 い ろん な人の出 せ ば 興 味 が 湧価値観に触れることで、広い視野を持てるようになります。鋼板から切り出して造る部材は、高層ビルなどの構造体に使用されるため、規格にあったものでないといけません。年中、日本のどこかで新しい建物が造られており、絶えず部材の供給を続ける私たちの工場は機械もノンストップ。どんな順番で切っていくのが効率的か、切り終わった部材をいかに速く回収するか。頭も体も常にフル回転です。高校時代は、ものごとを計画的に考えることはなく、ただその日が楽しければいいと思っていました。この仕事に就ついて、最初は先輩に頼ることも多かったですが、自分で考えて解決したり、段取りを工夫し、同じ時間でより多くの作業ができるようになると仕事が楽しくなり、メ*インオペレーターとしての自信がついてきました。もっと幅広く経験を積んで自分の能力を高め、さらに“キレがある”仕事をしていきたいです。第2工場の約半分のスペースを占領しているレーザー切断機は、ガンダムが余裕で横たわれるサイズ。その巨大なベッドの上に並べられた鋼こん板の表面を、一点に集中させたレーザービームのノズルがゆっくりと、切り抜く部材の形をなぞっていきます。と、黒い紙が燃えるのと同じ原理で、レーザーの焦し点をいかに合わせるかがポイント。切断する鋼板の厚さや使用するレンズによって調整しますが、わずか0.1ミリずれただけで切れ具合が変わり、気温によっても微妙に変化します。大きなガタイに似合わず繊せんい細さな仕事をする機械なので、最初はとっつきにくかったですが、つきあいが3年を超えた今では、だいぶ手なずけられるようになり、切断面を見れば設定条件が合っているかどうかが判断できるようになりました。虫めがねで太陽光を一点に集めるもっとシャープに一点集中型のスゴイやつレーザービームのように真ます直ぐキレがある仕事をめざすわ藤っ*メインオペレーター … 主たる機械担当者北陸スチール株式会社滑川製造部 滑川溶断グループふ じ いだ い ご う出身校:上市町立上市中学校、新川高等学校(24 歳)北陸スチール株式会社 滑川工場〒936-0808 滑川市追分3545-2 Tel. 076-475-9416[本社] 石川県能美市道林町へ106-20URL https://www.h-steel.co.jp■代 表 者 代表取締役社長 大村 義高■設  立  平成12年  ■従業員数 95名 産業機械、建設機械、建材向け鋼材の溶断、溶接、加工・販売、ビルトH形鋼の販売。石川県能美市、富山県滑川市、新潟県柏崎市に工場がある。JFE商事グループの一員。鋼材加工エンジニア豪 さん井 大

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