んじょうゅうこういうりず薄うざうは何でもがむしゃらにやってみる小 学 校 か ら 野 球一 筋。 高 校 も 野 球をするた め に 入った ので す が、 成 績 が 落 ち る と 好き な 野 球 が で き なくなる ので、 苦 手 な 勉 強も頑張り上位をキープしました。どん な仕事も 最 初 は 未 経 験 か ら のス タート。 考 える よりもアクションを起こし、が むしゃらにやらやした 時な い と 結 果 は 出 ま せ ん。 そこに 費駄 で は なく、 頑 張った 経 験 が間 は 決して 無自分の成長につながるので す。製鉄工場で造られた母ぼざい材となる鋼板は、畳6枚分ほどの大きさ。それをクレーンで吊つり上げ、NCガス切断機という巨大な機械のベッドに寝かせます。設計図に描かれた部材の形に材料を切断するのは“炎のカッター”。鋼板に記しるしたケガキ線に沿って1ミリもずれることなく口くちび火が走るよう、トーチの位置を緻ちみつ密に調整します。切り終わった部材をマグネットで吊り上げ重ね合わせたとき、タテもヨコも全てピシッと揃そろうと鳥肌が立つほど快感です。自分にとって未知の仕事でしたが、経験値が増えるにつれ、鉄の特性もわかり、火力やトーチを動かすスピードを調整することで、精度も加工時間も変わることを体で覚えました。ベトナムの技能実習生の指導もしていますが、ここでつ培ちかった技術が彼らの幸福と、はるか遠い母国の発展に繋つながっていくことにも喜びを感じています。長い年月と建設に携たさわる多くの人たちの汗によって完成した、新しい富山駅や新幹線ホーム。整備された駅前周辺をドライブすると、時代の変化を感じます。近くにできた新しい立体駐車場に車を停とめれば、そこは私の仕事を紹介するにはうってつけのショールーム。目に見える頑が丈な鉄骨の柱や造った、およそ1万個の部材が使用され、建物全体と300台近くの車両重量を支えています。に、鉄骨が構造材料として使われていますが、木材と違って重じ厚な鋼こい材を加工するのは容よい易ではありません。900℃のガスの炎で分厚い鋼こん板を切断する工場の中は年中常とこつ夏な。冬でも汗をかきます。しかし、ここから出荷される多くの部材が都市の未来をつくるのだと思うと、仕事後の冷たいコーラがとても美おし味く感じられます(笑)。梁はには、自分が一生懸命汗をかいて屋上から見渡せるたくさんのビル炎を操あり、鋼鉄を断たつ都市の未来をつくる自分という素材を活いかしたければ飛び込んだ世界で思い切り熱くなれやつむ だつい北陸スチール株式会社滑川製造部 滑川溶断グループ チーフう す だけ い ぞ う出身校:上市町立上市中学校、富山県立滑川高等学校(29歳)北陸スチール株式会社 滑川工場〒936-0808 滑川市追分3545-2Tel. 076-475-9416URL https://www.h-steel.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 大村 義高■設 立 平成12年 ■従業員数 95名産業機械、建設機械、建材向け鋼材の溶断、溶接、加工・販売、ビルトH 形鋼の販売。石川県能美市、富山県滑川市、新潟県柏崎市に工場がある。JFE 商事グループの一員。鋼材加工エンジニア三 さん田 慶
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