ホクショー株式会社
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ゴールまで導く技術材料をコントロールする技能自分の伸びしろを追いかけ未来のゴールへと走りぬけたい宮みやした下 和かずや也さん縦じゅ横うお無うむ尽じんに移動させながら搬は出するこボールペンを分解してシャーペンに改造したり、別々の鉄板を溶よつ接して一体化したり、手を加えて新しいものをつくり出すのが好きでした。高校時代に熱中したのは‘マイコンカーラリー’。自分で設計、製作、プログラミングした模もい型自動車を走らせタイムを競うのですが、コースに標しされた白線をセンサーで認識しながら、クランクやS字カーブを見事クリアし、ゴールインした時は鳥肌が立ちました。今、僕が造っている搬はう送システムは、まさに‘モノ’を走らせるためのコース。ネットで注文した商品が翌日届くのも、このシステムが商品の行先を判断し、人の手を介かさずに、倉庫の中をとができるからです。 十字路や傾けゃ斜も難なくクリアし、垂直移動という離れ技も織おり交まぜながら、コースアウトすることなく商品をゴールまで安全に運びます。うせいるけんそんしゅついし寸すんん分ぶの狂くるいなく、一発で仕上がった時先端テクノロジーによって稼かどう働する搬送システムは、数多くの部品によって組み立てられ、その一つ一つが緻ちみつ密に設計されています。ボルトが入る穴の位置や、コの字形、への字形、Z形など曲げる角度や向きも決まっています。金属板は曲げると外側が伸びて寸法に違いが生じるため、図面には細かく加工寸法が記しるされていて、初めて見た時は面めんく食らいました。僕が使わせてもらっている‘*プレスブレーキ’という機械は、最新型でしかも新品。プログラミングされた通り、高精度な曲げ加工を実現してくれます。難しいのは、歪ゆがんだり、元に戻ろうとする金属の特性をコントロールするスキル。これは経験によって体たいく得とするしかありません。初めて加工した部品をノギスで計測し、長さも角度もは快感。次はもっと高度な加工に挑戦したくなります。資格はチャンスを広げる工業高校では、'ジュニアマイスター'とい彰制度があり、取得した資格や検定試う顕験の成績によって点数が加算され、優秀者士やは表彰されます。僕は2級ボイラー技エックス線作業主任者など難易度の高い資格を取得しました。簡単には合格できませんが、積極的に資格取得に挑戦すれば将来の択肢も広がり、自分に自信がつきます。ぎしせんたくし選*プレスブレーキ …上と下の金型で金属の板を挟んで折り曲げるマシンコンベヤシステム、垂直搬送システム、仕分け搬送システムなど各種搬送システム機器の開発・設計・製造・販売・メンテナンス。ホクショー株式会社〒920-8711 金沢市示野町イ6Tel. 076-267-3111URL https://www.hokusho.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 北村 宜大■設  立  昭和27年 ■従業員数 350名 (19歳)出身校:金沢市立北鳴中学校、石川県立工業高等学校けんしょう15搬送システム部品加工ホクショー株式会社調達部 加工生産課

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