本物の技術には技能がある■鍛治川尊さんllll,forforOne」の精神を思い水力発電所の心臓部である発電機を見ると、電柱の数倍太いシャフト(主軸)が高速で回転していて、その動力は水車によって生み出されます。引き込まれた河川の水が、巨大なカタツムリのような渦巻き管を通り、水車の羽根めがけて勢いよく流し込まれ、回転させるしくみです。「主機」と言われる発電機や水車は、大きな部品が組み合わさってできており、初めてオーバーホールに立ち会ったときは、一体どうやって分解するのか好奇心でいっぱいでした。手際よくボルトを外し、チェーンと滑車を使い、人力でパーツを吊り上げる職人さんたちは、まさにプロフェッショナル。少し前まで運転を続けていた巨大な機械が部品の山と化していきました。それらを点検、洗浄し、劣化した部品を交換して元通りに組み上げますが、そんなことが本当にできるのか、半信半疑で見守りました。現場責任者を補佐し、工事を管理するのが私の仕事ですが、オーバーが上がると、自分自身がパワーアップした気分になります。ベテラン技術者たちの的確でスピード感のある動き。戦場のような緊張感が漂う中、新人の私にも気さくに話しかけてくれ、今どんな作業をしているのか丁寧にわかりやすく教えてくれました。技術を余すことなく、本気で継承しようとしてくれている先輩方の気持ちを強く感じ、高校時代、ラグビー部で学んだ「One出しました。水力発電所は無人で稼働していますが、様々なエンジニアたちがしっかりとスクラムを組んで守っています。私は先輩たちからパスを受け取り、困難をものともせず体当たりしていきます。ホールについて一から知るために、作業を手伝いながら工具の使い方やワイヤーの取り扱い方、工法、安全対策など多くのことを学んできました。一つの現場で半年から1年近くかかり、じっくり覚えることができます。3年経った今では、部品の摩耗やキズの状態を見て原因を予測することもできるようになりました。全く同じ発電所はなく、水車も、ペルトン、フランシス、カプラン、プロペラなど種類があり、オーバーホールや据え付け方法が異なります。長く稼働してきた発電機や水車は、地盤沈下や振動によって高さが変わったり、すき間ができたりするので、修正を行い、測定して良否を現場責任者が判断します。私は小さい頃から、水泳、サッカー、ソフトテニスと様々なスポーツをしてきて、高校では生徒会活動もしました。機械科出身で電気の知識が足りなかった自分は、一から勉強し、第一種電気工事士の国家資格も取得しました。新しいことに挑戦すれば、自分の能力が更新されることを知っているから、無事にオーバーホールが終わり、発電所の出力AA 6202ETONARUKAS(2026年4月1日現在)北電テクノサービス株式会社水力技術センターでの仕事は、機械系の要素が多いですが、制御システムや保護継電器などについても知っておく必要があり、電気の知識は欠かせません。水力発電を未来に繋いでいくためには、技術知識だけではなく、技能の継承が必要。進んで作業を手伝い、身体に覚え込ませます。[ 本社 ] 富山市牛島町13番15号百川ビル6階 Tel.076-442-4818URL https://hts.co.jp[水力技術センター]富山市笹津244-2 [富山南支店]富山市笹津244[制御システムセンター]富山市桜通り3-1 [富山北支店]富山市長江本町4-29[魚津支店 ] 魚津市江口1279 [高岡支店]高岡市京田497■代 表 者 代表取締役社長 石丸 哲也 ■創 業 1982(昭和57)年 ■従業員数 433名発電(水力・太陽光・風力)・受変電・通信等の設備の工事保守管理・点検、小水力発電設備コンサルティング、電力システム保守・ソフト開発など。北陸電力グループ。
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