自然の恩恵は努力と引きかえに与えられる■山越光記さん 富山県は、発電する電力量の約7割が水力発電。県内を流れる河川をたどると、多くの水力発電所があり、魚津支店は滑川より東、早月川から境川(朝日町)までの流域にある約す。発電所の数が多いのは、豊富な水資源と水力発電に適した河川のおかげですが、重要なのは発電所を建設し、その設備を保守する先進的な技術。僕たちはその一翼を担っているのです。僕は高校時代、卓球部に所属しながら国家資格の勉強にも励みました。クラス全員で資格試験に挑戦し、合格すれば、さらに上の資格をめざしました。一緒に勉強する仲間がいたから頑張れたんです。覚えた知識は、もちろん仕事に役立ちますが、正式な免状をもらうには十分な実務経験が必要です。電気の仕事は、経験がいかにものをいうか。入社してそれを思い知らされました。電気をつくって送電する発電所や挑戦し、現場責任者として認めてもらうことが今の目標です。めての作業になることもあり、その仕事を自分に任されたのは、入社して5年目のことでした。見当がつきませんでしたが、現場を調査して自分の知識を駆使し、いろんな人の知恵を借りて工程を組みました。工夫したのは、河川に油を漏らさないこと。工事は無事に成功してホッとしましたが、会社の技術発表会でその事例を発表することになり、今度はその資料作りに悪戦苦闘しました。何度も書き直し、上司から「いいね!」とОKをもらったのが、本番前日。正直、工事よりも発表の方が緊張してしまいました。経験者がいなくて作業の進め方も各地域に配電する変電所には、事故や落雷が発生した時に電気を遮断して回路を守る保護継電器があります。過電流、過電圧、周波数などの異常を検知した時に正しく働くか試験を行いますが、動作の道筋が描かれた「シーケンス」が読めなければ、地図を持たずに目的地をめざすようなものです。最初は先輩が試験する様子を見ても、さっぱり理解できませんでした。年の近い先輩が多く、聞けば何でも教えてくれますが、1年違うと、知識も作業スピードも大きな差があると感じました。でも、緻密な作業は僕の得意分野。遮断器を分解して注油したり、端子を磨いたり、細部までとことんきれいに仕上げます。僕の趣味は海釣り。始めた頃は全く釣れず、やめようと思ったこともありますが、仕掛けや餌を変えるなど研究を重ね、今では大きな鯛を何枚も釣れるようになりました。そして魚のさばき方や料理も覚え、楽しくてやめられなくなりました。仕事も同じで、考えながら忍耐強く繰り返すことでシーケンスを理解できるようになりました。新たな資格にも6202ETONARUKAS(2026年4月1日現在)現場責任者は、先を読んで指示を出さないといけません。常に仕事の流れをイメージすることを心がけています。遮断器、断路器、変圧器、配電盤、発電機、水車、圧油装置など、発変電設備は多岐にわたり、点検方法や保守の仕方が異なります。北電テクノサービス株式会社30か所の水力発電所を担当していま[ 本社 ] 富山市牛島町13番15号百川ビル6階 Tel.076-442-4818URL https://hts.co.jp[水力技術センター]富山市笹津244-2 [富山南支店]富山市笹津244[制御システムセンター]富山市桜通り3-1 [富山北支店]富山市長江本町4-29[魚津支店 ] 魚津市江口1279 [高岡支店]高岡市京田497■代 表 者 代表取締役社長 石丸 哲也 ■創 業 1982(昭和57)年 ■従業員数 433名発電(水力・太陽光・風力)・受変電・通信等の設備の工事保守管理・点検、小水力発電設備コンサルティング、電力システム保守・ソフト開発など。北陸電力グループ。
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