社会福祉法人 自生園
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■介護福祉士 川北 美憂さん相手を知る気持ちがお互いの心を近づけます  資格を活かせる仕事ではなく自分を生かせる仕事がしたい川山社会福祉法人 自じしょうえん生園(24歳)北かわきた 美みゆう憂口やまぐち 翔しょうへい平「ララララ…高原列車はラララララン行くよ~♪」って私がたまに口ずさんでいるこの歌、たぶん中高生の皆さんは知らないと思いますが、自生園の人たちはみんな歌えます。ここに入居されているおじいちゃんやおばあちゃんが、皆さんと同じ年の頃に流はや行っていたこの歌を、体操をする時にみんなで歌っているんです。お年のせいで家庭での日常生活が困難になられた方々が、ここでたくさん生活していらっしゃいます。私が担当する認にん知ちし症ょう棟とうでは、「へぇ~!」という発見が毎日あります。ある女性の方に毛糸をお渡ししたら、すごく上手に編み物を始められたり、ずっとご機きげん嫌が悪く、声をかけづらかった方に、「昔は会社の社 4(笑)。せ長さんだったんですか?」って聞くと、目めじり尻を下げて嬉うれしそうに当時の話をしてくれたり、ご家族が見えられた際、突然記憶が戻ったかのように受け答えされる方など、昨日までは思ってもみなかったことが起こると、まるで人気スターの秘密を知ったように楽しくなります今はこうして入居者の方たちと笑顔で話ができますが、介護福祉士として働き始めたばかりの2年前は、全く心の余裕はありませんでした。トイレの誘導、お食事の介かいょ助じ、おむつの交換、見守り…、先輩がマンツーマンで付いてくれるのですが、「早くひとり立ちしなければ…」と気持ちが焦あり、目の前のことしか見えていませんでした。皆さんと打ち解けて、楽しそうに雑談を交わす先輩たちを観察すると、ちょっとしたす介護福祉士(19歳)出身校:小松市立御幸中学校、遊学館高等学校出身校:小松市立南部中学校、石川県立寺井高等学校介護士

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