社会福祉法人 自生園

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か4■廣澤　佑建さん生きている「今」が輝く笑いあり、涙ありの人生ドラマを私たちが笑顔で結びます（23歳）澤ひろざわ　佑ゆうけん建本やまもと　りこ廣山「まだまだ新人やな！」。わざと難しい質問をして、僕が答えられずにいると、そう言ってそっけなくされたり、入浴介かいょ助じも「新人じゃない人に頼むわ」って相手にしてもらえなかったり。でもそんな手ごわい入居者様のおかげで、僕はこの１年間頑張ることができました。今では好きな食べ物の話で盛り上がったり、お風呂で冗談を言ったり、少しは認めてもらえたかなって思っています。僕の実家は代々続くお寺。大学で仏教を学び、高野山のお寺で修行もしました。入居者様にそんな話をすると、手を合わせて拝おがまれることもありますが（笑）、社会人としてはスタートしたばかり。入居者様からすれば、まだまだ青あお二にさ才いです。実家の近所にも、小さい時から↘お世話になっているお年寄りが多く、父と一緒に檀だんか家さん回りをした時など、話もよくしました。今僕がここで接しているのは、ご高齢で体力も弱くなり、生活のほぼ全てにおいて介助を必要とする方々。着替え、疲つれないように配慮します。力も要い手洗い、食事、そして排はいつ泄せにいたるまで、僕たちがお世話をします。手足が麻まひ痺して動かない方や、自分の体重を支えられない方など、人によってお体の状態も違いますから、ベッドから車いすに移乗する時も技術が必要です。食事の介助は、ひとさじずつ誤ごえん嚥のないよう注意し、一人ひとりのペースに合わせ、りますし、神経も使いますが、一日何度も言って下さる「ありがとう」介護スタッフ介護福祉士（23歳）山本さん（左）、廣澤さん（右）出身校：能登町立柳田中学校、石川県立飯田高等学校出身校：小松市立南部中学校、小松大谷高等学校介護士社会福祉法人 自じしょうえん生園