絹川工業株式会社
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なりたい自分夢は自ら設計し製作したものを世の中に送り出すこと長ちょう 秀ひでゆき幸さん小学生の頃から、ゲームよりモノづくり。ラジコンカーやちょっとした椅子や棚など、自分で作っていました。大学では、 “ヒートシンク”というエンジンの冷却装置の開発に取り組みました。次々に発生する問題を解決しながら、チームで一つのものを作り上げる喜びを知り、「いつか自分が設計したものを製品として世の中に出してみたい」それが僕の夢となりました。就職活動で、この工場を訪れた際、置いてあった食品機械を見たとき、「この会社なら自分の想いが叶えられる」。そんな気がしたんです。しかし現場を知らなければ、いい設計はできません。そのためにはまず、曲げ加工、穴あけ加工、プレス加工、溶接、組立などすべての工程を体に叩き込み、高品質な部品が造れるようになること。自分の夢に向かって一歩ずつ基本を身につけたいと思います。高校時代は大学進学を目指し、部活に入りませんでしたが、化学部が好きで、毎日、遊びに行っていました(笑)。ある時、周期表を作るために犀川に砂金を取りに行くと聞き、僕も一緒についていったのですが、本当に砂金が採れたのには驚きましたね。顧問でもあり、化学の担当だった四ケ浦先生のおかげで、化学が得意になりました。絹川工業株式会社〒924-0051 白山市福留町378-1Tel. 076-277-0125 URL http://www.kinukawa.co.jp/ ■代 表 者 代表取締役 絹川 龍彦■設  立 昭和22年  ■従業員数 43名  自動車・繊維・物流・食品機械など板金加工部品の製造、各種自動化装置・ラインの設計・製作・組立後列左が長さん(23歳)出身校:白山市立美川中学校、金沢高等学校材料の種類、工具の名前や扱い方、板金加工、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)など、仕事の基本を一から学びます。数か月単位で、さまざまな工程をまわり、機械の操作を覚えます。計測器を使って製品の良し悪しを徐々に判断できるようになります。どんな機械も操作できる多能工を目指します。図面を見て、自分一人で段取りを行い、先輩として後輩にも技能を教えます。適正に合わせ、決められた工程を担当します。さらにリーダーとして、チームをまとめながら、オールラウンドプレイヤーとして活躍できるよう更に技能を磨いていきます。板金加工部品製造○○絹川工業株式会社技術部 設計

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