株式会社MORITA MTC
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ん 43oV0202ETON.lARUKAS■瀬戸 俊太さん会社を変えていくのは自分達繋つないでくれた先代社長に対し、感謝最も大きな変化は、私自身が社員さんを大好きになったこと。お客様の所へ製作の打ち合わせに行くと、同行した技術者の知識の広さに改めて驚かされ、誇ほこりに感じました。現在、新しい仕事にどんどん挑戦できるのは、そういった社員さんたちのおかげ。お客様から感謝の言葉をいただくことも多くなりました。ふり返れば、大学を出ただけの何も知らない自分に機械板ばんん金きの学校を教えて下さったある社長との出会いもありました。そして何より、素晴らしい仲間がいるこの会社を今までの気持ちでいっぱいです。溶ようつ接せの仕事に集中していればそれで「学校でもないのに挨拶の練習なんて。なぜそこまでやる必要があるんだ!」。最初はみんな反発しました。でも、そこから会社の中が少しずつ変わり始めた気がします。それまでは、いい意味で自由でした。いつも通り、与えられた仕事さえしていれば何も言われない。みんなバラバラで、私も自分に任されたいいと思っていました。実際、溶接の仕事は奥が深くて覚えるのに時間がかかります。感覚に頼るところが大きいので、教えてもらった通り真まね似をしても、同じようにはできません。材料の鉄板は熱を与え過ぎると歪ゆがんで平行じゃなくなるので、何度も失敗してはやり方を工夫し、ベストな方法を探ってきました。金属はまさに“生き物”。材質が変われば条件も変わります。どうやってコントロールするか、答えを突き詰めていくうち自分の世界にどっぷり入り込んでしまう。そんな感覚が私は好きでした。捉とらえて勝手に壁をつくっていました応こたえ、会社の成長につながると信じみんなが明るく、元気に挨拶を交わすようになると、現場の仲間どうしが積極的に話しかけるようになりました。以前は、相手の一面だけをが、コミュニケーションをとることで、お互いのいい面も見えてきて、信頼感が生まれてきました。仕事だけではなく、仲間の存在がありがたいと思えるようになりました。会社がプラス方向に回転し始めると、すべてが劇的に変わっていきます。制服も社しゃく屋おも新しく、カッコよくなったのもそうですが、一番はみんなでめざす“ゴール”ができたこと。ゴールをどこに置くか決めれば、後あとはそこにたどり着くために一人一人が何をすればいいか考え、行動するだけです。この1年は、全員で結果を出し、未来を語ることができる会社になりました。全く仕事ができない自分を採さう用して育ててくれたのが先代の社長。自分のスキルを磨くことが、恩おぎ義にてきました。小さな会社は良くするも悪くするも自分たち次第。働く喜びをみんなでもっと増やしていよいきたい。今度は自分たちが会社を変えていく番です。精密板金および金属プレス加工。工作機械カバー、半導体装置カバー、食品機械カバー、機械部品、筐体などの設計・製作。株式会社MORITA MTC〒924-0011 白山市横江町1859-8Tel. 076-275-0119 URL https://moritatk.com ■代 表 者 代表取締役 森田 義明 ■設  立 昭和35年  ■従業員数 13名 設計図通り、造って納めるのは当たり前。新たな仕事に挑戦し、お客様の期待を上回ってこそ、ものづくりの喜びが味わえます。外から見える機械カバーは、ごまかしがききません。限りなく完璧に近づける職人としての心意気が信頼につながっています。(右が瀬戸工場長)11

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