努力が実るよろこび自分を熱くさせるもの心の温度が仲間と同じになった時、最高のパフォーマンスができる糸しは、いろんな色に染められ、生きじ地うた「自分たちが苦労して造った糸が、一体何に変身したんだろう?」その答えを聞く時、私はいつもワクワクします。「あのカーテン、やっぱ良かったわ!」金沢の有名店で早速買ってきたと社員の人が嬉うしそうに話しているのを聞くと、家族にもつい自じん慢したくなります私たちの工場から出荷された加工になって衣料やカーテンなどあらゆる商品に生まれ変わります。判定室では、現場で出来上がった加工糸に異常がないか、実際に編んで染色した状態で検査しています。初めて判定室に入った時は、色ムラや濃のん淡の微びう妙な違いが判断できず、簡単な仕事ではないと感じました。肉眼での検査は、判断基準を統一させることが重要。先輩たちと同じ感覚を叩たき込むため、何度も質問を繰り返し、先輩たちもそれに答えてくれました。みょた(笑)。まれ小学校の時に見た「スウィングガールズ」という映画に影響され、中学は吹奏楽部でユーフォニウムという金管楽器を一所懸命練習しました。高校でもそれをやりたかったのに、求められたのはフルート。かなりショックを受けましたが、「どうせまたゼロから始めるのだから、開き直って、歴代の中でダントツに上うま手くなってやろう」と決意しました。吹奏楽に全霊を注いでいた私は、卒業後のことは全く頭になく、高校3年の時、インターンシップで初めてこの会社にお世話になりました。「ダンボールのガムテープはシワにならないよう、気持ちを入れて貼る」。単純な作業にも全霊を込める意味を教えていただいた時、私の心の熱い部分が反応し、職場体験初日に、「ここで働きたい」と思いました。それからもう6年経たちましたが、私の心はまだ熱いままです。部活動を通し、社会で大切なことを教えてくれた先生高校時代、英語の先生で吹奏楽部の顧問だった杉田先生は、「ここ(吹奏楽部)は、 え直し部”だ!」と言って、社会に出“ 精神鍛践すべきことをたくさん教えて下さいまじっせんて実した。そして、一人ひとりの弱い所を指導し張っ卒業させてくれました。同じ部で共に頑た友達はみんな、その教えをずっと心に抱いてそれぞれの職場で活躍しています。きたナイロン・ポリエステルかさ高加工糸の製造、販売。世界でもわずかな工場でしか取り扱えない高度な技術の糸加工を行ってます。村昭繊維興業株式会社〒929-1332 羽咋郡宝達志水町北川尻ワ3Tel. 0767-28-2421 URL http://www.murasho.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 市村 昭代史■創 業 昭和26年 ■従業員数 45名出身校:かほく市立宇ノ気中学校、石川県立宝達高等学校がんば(24歳)加工糸検 査村昭繊維興業株式会社判定M. Eさん
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