いは停てく泊したりできるよう防ぼ波堤が築かんぱ土木というと、道路や橋などを造る陸上の工事を想像すると思いますが、僕の仕事は主に海が現場。美しい日本海を一いう望でき、カモメが空を舞う橋はて立漁港(加賀市)で、港こん湾の整備に携たさわっています。漁港は漁業に携わる人たちにとって重要な場所。船が安全に航こう行したり、れ、高波から港を守る数多くの消しは波ブロックが周辺に設置されています。また、大小様々な船が港に入るには、海底の深さが十分に保たれていないといけません。堆たき積した土砂をすくって取り除く「しゅんせつ工事」も継続的に行なっていく必要があります。クローラクレーンという巨大な重機を載せる台だん船(作業船)は、海に浮かぶ工事現場。今年、念願だった小型船せく舶の免許を取得したので、自分自身でタグボートを操縦し、台船を引っ張って作業場所まで運びます。ちぼしだうこうはていいせいせうわょう小さい頃から祖父母の家がある門前の海に潜もぐるのが好きでした。父と一緒に獲とった能登の魚や貝をその場で食すのは最高。海は自分にとって故郷です。だから海の生態系を考慮し、自然と調和した漁港をつくることを目指しています。一見、雑然と設置されているかに見える無数の消波ブロックですが、高さや幅が設計図通りになるようそ測くりう量ょを行い、約8トンのブロックを一つひとつクレーンで吊つって向きを考えながら設置します。高校時代は測量部に所属していたので、測量は慣れていましたが、実際の施せこう工はパズルのように空間認識力が試されます。海は急に荒れ出すこともあるので、常に風や波の状態を確かめ、危険がないよう作業員の動きにも神経を尖とがらせます。頭も身からだ体も使うのでお腹が空きますが、潮風を感じながら食べるお弁当はまた最高です。「フレックスタイム」海上での仕事は、風速や波の高さ、雨量など天候によって現場作業が中止されることがあります。そんな時は事務仕事をしたり、資格の勉強にあてたりしていますが、フレックスタイムはとても働きやすい制度で、自分で勤務スケジュールを決めることができます。朝早くから仕事にかかり、昼過ぎから休みにすることもできるので、時間を有効に使えます。海上で現場を動かす里海を守りたい故郷の海からもらった名にかけて人生に帆ほを張ってこの道を進むず出身校:金沢市立高岡中学校、金沢市立工業高等学校港湾、しゅんせつ工事など海上工事を得意とし、道路・橋梁工事、河川改修、区画整理工事など一般土木工事の施工・監理を行なっています。日本海建設株式会社〒921-8027 金沢市神田1丁目3番10号Tel. 076-243-3131URL http://www.nihonkai-k.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 小柳 誠■創 立 昭和25年 ■従業員数 34名 (20歳)海上工事現場監督日本海建設株式会社土木部 1級土木施工管理技士補N. Kさん
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