アール・ビー・コントロールズ株式会社
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入社2年目に同期3人組で電子ユニットの開発を担当した、ガス炊飯器「かまど炊き」の型式番号は今でも忘れることはありません。ソフト設計もハード設計も、すべて自分達、新人チームにまかされたのですが、問題の続出、失敗の連続で、期限までに完成できるのか、大きなプレッシャーと闘いながら、毎日遅くまで悪戦苦闘しました。ようやく先が見え始めた時、監督してくれていた先輩が自分達の電子ユニットが入った炊飯器の試作品を持ってきてくれ、炊き込みごはんを作ってみたんです。香ばしい匂いが職場に漂い、集まってきたみんなに食べられてしまいましたが(笑)、「これがお前達がつくっている製品だぞ」と言ってくれた先輩の優しさと感動的なその味は、しっかりと記憶に残っています。何度も失敗したこの時の経験から多くのことを学び、それが今の自分の原点になっています。ガス機器の電子ユニット開発で最も重要視するのは安全設計。炊飯器の場合は、カラ炊き防止装置やガス漏れを何重にも防ぐ回路設計、途中で停電しても、ちゃんとご飯が炊き上がるバックアップシステムなど、美味しさと共に、安全への信頼性が求められます。電子ユニットの機種開発を行うとき、社内の技術者達が集まって、回路設計審査を行います。安全対策、機能、製造コストなどあらゆる角度から多くの意見が出てきて、長い歴史を通して先輩技術者たちが蓄積してきた膨大なノウハウからいろんな気付きを得ることができます。ガス給湯器の回路設計には、さらに多くの安全対策が求められます。水の流量を感知し、ガスの噴き出し弁とファンの回転数を制御してガスと空気を混ぜて炎を調節するのですが、マイクロコンピュータから出された指令通りにハードが追従できるか、高温状態でも異常が発生しないか、基板に実装するコンデンサなどの電子部品が壊れた場合、安全に回路が停止するかなど、あらゆる事態を想定し、可能性がゼロでなければ、見逃さず安全対策を考えます。入社して10年。給湯器やお湯を使っ     た床暖房システムも〝ハイブリッド〟の時代になりました。ガスと電気のそれぞれの良さを取り込んだ新しい給湯暖房システムは、省エネかつ高効16(32歳)高校時代の3S歩行で、千里浜からの42kmを走覇し、ゴールで倒れた伝説の卒業生(反省しています)。現在もフルマラソンに出場し、タイムは4時間を切る。出身校:金沢市立城南中学校、石川県立金沢桜丘高等学校はしもと  ひろし富山大学工学部 電気電子システム工学科 卒業アール・ビー・コントロールズ株式会社 開発部電子開発室 主任My Quality Timeガス給湯暖房システム開発電子制御ユニット設計品質というゴールは遠いほど品質というゴールは遠いほど誰よりも早くたどり着きたくなる誰よりも早くたどり着きたくなる橋本博志さん

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