菱機工業株式会社
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3102ETONARUKAS未来に遺のる仕事を施せ工図(工事の詳細な図面)を描かいて術者の力が必要です。私が今、現場管理をしている医療関連施設では、多いときには一度に300人を超える職人さん達が、工事に携たわることになります。設備工事に関わる私たちは、5人がチームとなって現場を管理し、空調や給排水に関わる職人さんたちを指揮します。中、資材や道具の手配など、工事がスムーズに進むように準備し、現場の職人さんに指示します。常に現場の状況が変化していく新人の頃は、自分よりもはるかにアドバイスをよく聞く最後は自分で決める進学や就職など進路を決める時に、私は、ほとんど誰にも相談せずに自分ひとりで決めていました。そのため、悩み事があっても「あんたが自分で決めたことなんだから」と、逃げることを許されず、逆に腹をくくって物事にあたることができました。でも、社会人になってから少し考えを変えました。それは「人のアドバイスはきちんと聞く」ということです。自分だけの事と違い、多くの人が関わる仕事では、自分勝手な判断で失敗したら周りの人に迷惑をかけることになってしまいます。また、自分が経験ないことでも、先輩やベテランの職人さんはいろんな現場での豊富な経験があります。ただし、最後の決断は自分でする。それは今も変わりません。その覚悟があってこそ、責任ある仕事ができるんです。ずさ年上の職人さんたちに気きく後れしてしまい、はっきりと指示が出せず、「お前、菱機の代表やろ!」と怒どな鳴られたこともありました。それからは「自分が一番現場を知らないとダメなんだ」と自覚し、ベテランの職人さんに教えを請こい、現場の事は現場で学んできました。建って何年も経過した建物の場合、建築当時の図面が残っていないこともあります。その場合、屋根裏や床にもぐり込み、配管をたどって確認しなければなりません。建物が完成したら終わりではなく、後々のメンテナンスや、何十年も先の改築の時に困らないよう、きちんと図面に記録を残しておくことも大切な仕事です。私たちは一つ工事が完了すると、その現場を離れ、新しい建設現場に行きます。それまで毎日出入りしていた建物に入れなくなるのは、育てた子が親離れをしていくようなもの。少し寂さしい気持ちになります。時には本当のわが子を車に乗せて、自分が携わった建物を一緒に見に行ってやるんです(笑)。 5うずここびお取 材 協 力現場は日々変化します。変更のあった点は図面でしっかりチェック。菱機工業株式会社〒921-8526 金沢市御影町10番7号Tel. 076-241-1141URL http://www.ryokikogyo.co.jp/■代 表 者 代表取締役社長 北川 雅一朗■創  業 昭和5年■従業員数 362名空調設備や給排水衛生設備、防災設備、クリーンルームなどの設計・施工を中心に取り組んでいます。環境問題への注目が集まる中、各種エネルギーコストの削減を提案するESCO事業にも力を注いでいます。時には1年以上通う現場事務所は「第二の我が家」です。

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