岩田■■■ 大■■久■■■「岩田をよこせ!」東京からの緊急要よい請現場にはいつも出会いと学びがある空調は建物の空気を快適にし監督は現場の空気を調整しますうせ最大の激げん震が襲おった東日本大震災当日、菱機工業東京本社の工事部門の責任者から金沢本社に、1本の電話が入りました。「すぐに岩田を応援によこせ!」。その翌日、私は朝一番に金沢から東京に向かって車を走らせました。それから3カ月半、北関東を中心にビジネスホテルを寝ねこ床としながら、ショッピングセンターや映画館など、今までに施せう工したお客様のもとを駆かけ回りました。の出入りを調整する空調設備、トイレなど水回りの衛生設備、スプリンクラーといった消火設備の工事が専門です。震災直後、首都圏への応援部隊第1号に指名された私に課せられた仕事は、被災したお客様の平成23年3月11日、日本観測史上私の仕事は、建物内の温度や空気きし設備点検や修理、リニューアル(新しい設備の入れ替え)。日本最大のショッピングセンターにある映画館の空調設備の修理には、24時間態勢で取り組みました。そして、私に続いて金沢本社から派遣された応援部隊に対し、一人ひとりの適てい性にきせ補ほ佐役を務めました。やくさこどそ6合った現場を指示するなど、部隊のリーダーとして、東京本社での菱機工業に入社し、1年間の研修をとす一ひじ筋。監督として、病院や工場、商業終えてから15年間、私はずっと工事課施設などの建設現場で、配管や電気の施工をする職人さんたちと共に、これらの設備をつくってきました。この仕事の魅力を一つあげるとすれば、毎回違った現場でいろいろな人と出会えることです。入社間もない頃は、父親以上の年齢の職人さんに指示を出すことにとまどいもありましたし、意見の食くい違いで何度も菱機工業株式会社技術部 工事課 課長代理出身校:金沢市立小将町中学校石川県立金沢桜丘高等学校空調設備工事監督(39歳)さん
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