海外にのこした自分の足跡国の基盤をつくる責任どこでも人とつながれば建物に感動の灯がともる(51歳)田ふじた 昭あき とも朝藤シンガポールの新しい最高裁判所は、最上階に円盤型の展望台があるモダンなデザイン。広い吹き抜けのアトリウムと大小様々な法廷、さらに裁判官の控室、プレスルーム、留置場など、多種多様の特別な部屋がたくさんあります。建物全体の電気、室内の空調、トイレなど衛生設備に関する施せう工の現場監督として私に与えられた役シンガポールの現場でも、朝はラジオ体操から始まります。バングラデシュ、インド、フィリピンなど、いろんな国から集まった作業員と一緒に体を動かし、作業内容の確認を行なったら、「Sセーaフfeテtィy fiファrーsスt(ト安全第一)」の掛け声で各持ち場での作業を開始します。休憩時間には出でかせ稼ぎで来ている作業員と談笑したり、それぞれの母国の記念日や祝日を一緒に祝ったりしました。また本場のインド料理でもてなされた時は、その国の食文化にならい、“手”を使って食べました。苦労もありましたが、多様性に富んだ国ならではの経験ができました。シンガポールを代表する有名な施設やき橋ょう梁りょ、う鉄道、トンネルなど、その中には私たちが手がけたものがたくさんあります。私は約7年間の滞在で、病院や新最高裁判所などの建築に携わり、自分の足跡をしっかりと残してきました。こ建築設備工事監 督佐藤工業株式会社建築事業部 建築部 設備長1級電気施工管理技士 1級管工事施工管理技士建築設備士出身校:富山市立奥田中学校 富山県立富山東高等学校
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