佐藤工業株式会社
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田しまだ将まさや也尾ながお柊しゅうと人嶋長■嶋田 将也さん成長は感動の大きさに比例するリアルな感動が成長のエネルギー自信を固め、未来の自分を形づくる(22歳)高校時代、卒業製作で作ったのが、建築家フランク・ロイド・ライトの代表作の一つ、「落らく水すい荘そう」という邸宅の模もけい型。チームで協力し、数か月かけて作り上げた時は、大きな達成感を味わいました。この建築家は旧帝国ホテル本館を設計したことでも有名ですが、現在、僕がいるのは金沢市街の高級ホテルの建築現場。中庭に滝があるところは、「落水荘」に少し似ています。竣しゅん工こうまであと1年。完成した時に味わう感動は、きっと何百倍も大きいはずです。僕が小学校にあがる頃、大工の父が家を建ててくれ、それまで住んでいたアパートから新しい一軒家に引っ越しました。それが嬉うれしくて、大きくなったら自分もこの手で家を造りたいという願望を心に抱いだいていました。高校の建築科に入学し、初めてノコギリを使ったのですが、材木を切るのは思ったより簡単ではなく、大工職人の父のすごさを改めて工こうに携わりたいと思い始めた僕に、思い知りました。建築は住宅だけではありません。どうせならもっと大きな建築物の施せ先生が薦すめてくれたのがこの会社でした。調べてみると、自分の思いを十分に叶かえられそうな気がしました。入社して初めての現場が金沢の放送局。それから富山県東部の工場、富山市中心街のマンションと続き、そして現在のホテルが4つ目。5年目を迎え、任せてもらえる仕事も増えました。この現場を取り囲む足あば場は、自分が一から図面を描いて設置したもの。この足場を使って、多くの作業員が上層階に上がり、鉄てん筋やしなすっき出身校:砺波市立出町中学校、富山県立高岡工芸高等学校出身校:富山市立速星中学校、富山県立富山工業高等学校(21歳)建築部 工事係 2級建築士 建築部 工事係 2級建築士嶋田さん(左) 長尾さん(右)築建現場監督佐藤工業株式会社

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