佐藤工業株式会社
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91oV1202.l ETONARUKAS遺のこしていく私たちの仕事は、日本る重要なイ*ンフラ整備に携たずさわり、現場管理や設計を通して、自分に与えられた役割の大きさを十分に認識しました。様々な社会基盤をつくり、自然災害を防ぎ、エネルギーを確保する。安心して生活できる環境を未来に全国、そして海外にも広がります。故郷の富山にもようやく新幹線が通り、高岡にも新しい駅ができると聞いた時は、地元民として嬉うれしく思いました。大きな期待が込められた富山新港LNG発電所で使用する冷却水(海水)の取水、および放水施設工事 射水市(2018年11月竣工)体たい部分は隠れて見えませんが、鉄てっ筋きん「新高岡駅」の施せこう工を自分が担当するとは思ってもみませんでしたが、幸運な巡めぐり合わせに感謝し、これまで培つちかってきた経験や知識を存分に活いかしたいと思いました。完成した駅舎やホームはタイルやボードが貼られ、コンクリートの躯くや型かた枠わくの精度を緻ちみつ密に測り、やり直しが許されないコンクリートの打だせつ設も細部にわたって確認し、そのままでも美しい躯体に仕上げました。北陸新幹線が開業して既に5年経ち、高こうか架を走る風景も当たり前になりましたが、私は出張で新高岡駅を拡ひろげたり、前段階の工事だけで相利用するたびに施工した当時のことを思い出します。雪が解とけると、いよいよ水力発電所の大規模改修工事が始まります。山の中の工事は機材や資材を運ぶための方法から考え、橋を架かけたり、トンネルに通じる入り口を当時間がかかります。工事が全て完了するのは5年後。かなり困難な工事になりそうですが、完成すれば再生可能エネルギーによる電力の安定供給に大きな役割を果たします。トンネルの先は豊かな未来につながっているのです。未来への期待をカタチに社会基盤を守り、豊かな生活を築きます*インフラ…インフラストラクチャーの略。社会基盤となる公共の施設やシステム。地元の長年の願いが結実した北陸新幹線「新高岡駅」。この工事をきっかけに富山に戻ってきました。大学で学んだ知識は現場に入ってつながり、その重要性に気づいてさらに勉強を深めました。トンネル、ダム、橋梁、道路、鉄道など土木設計・施工・管理。庁舎、病院、商業施設、オフィスビルなど建築設計・施工・管理。国内外で事業展開する富山県発祥の総合建設業。佐藤工業株式会社[ 本社 ] 〒103-8639 東京都中央区日本橋本町4-12-19 Tel.03-3661-0502[ 北陸支店 ] 〒 930-8515富山市桜木町 1-11 Tel.076-431-6531 URL https://www.satokogyo.co.jp ■代 表 者 代表取締役社長 宮本 雅文■創   業 文久2年(1862 年)  ■従業員数 1,189名北陸新幹線、新高岡駅部分を含む延長862mの高架橋工事 高岡市(2013年2月竣工)既設の富山軌道線に接続させる路面電車の軌道施設工事富山市 (2015年2月竣工)

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