りゅうざいつじょう無むだ駄なものはない」と気づき、モチベーた。就置かれた場所で花を咲かせよう高校時代、進学して教師になるという私の夢を真剣に応援してくれた先生がいまし意ではなく、職の道を選んだのは本最初は仕事に身が入りませんでしたが、この会社でいい上司に恵まれ、自分の考え方次第でどんな仕事でも楽しくなることに気づかせてもらいました。思い込みのフィルターを外せば、置かれた場所で人生を大きく切り拓くことができるのです。ボトルの作り方は、フーセンガムを膨らませるようなイメージ。軟やわらかくした樹じゅし脂を筒つ状にして容器の形状をした金かなた型がで挟はさみ、中に空気を吹き込んで成形します。原料の樹脂は生き物のように繊せんい細さで、温度差や機械の調子が微妙に変動するだけで外観や品質に影響します。うまくいかない原因を考え、コントロールする方法がわかると、仕事が楽しくなっていきました。「簡単には直せないだろう」と言われていた製品の不ふぐ具合があり、思考をめぐらしてようやく解決方法を見つけたのですが、嬉うれしかったのは、後に続く検査工こうい程ての人たちをはじめ、多くの仲間が喜んでくれたこと。自分の知恵や工夫が不良を減らしただけでなく、他部署の人たちの心にも安心を与えることができたことがすごく嬉しくて、「仕事は全部つながっていて、何一つションが大きく膨らみました。道、「パパ、おしごと何してるの?」ってよく聞いてきます。そんな時はドラッグストアにちょっと寄り道。子供の手を引き、市販薬の棚に直行します。「ここに並んどるの全部、パパがつくってるよ」って言うと、「スゴーイ!」って驚おろいてくれます(笑)。もちろん、それは容器のことなんですが、錠剤、顆か粒剤、液剤のボトルから目薬やスプレー容器まで、誰もが見たり使ったりしたことのある医薬品の容器づくりに、私は12年以上携たずさわってきました。私たちの会社名は容器のどこにも書かれていませんが、医薬品に使用されるだけに、品質の高さは見ればすぐにわかります。に、機械だけに頼らず、手を使い目で確認する作業もあります。しかし、最初はその大切さに気付けず、仕事の楽しさもわかりませんでした。保育園に子供を迎えに行った帰り安全で良質な容器を提供するため喜びは連れさ鎖していくかっこいいパパ仕事に命を吹き込むことができれば未来は思い通りのカタチに膨ふらむいあどんくしゅうしょくほんいTel. 076-267-3235URL http://www.shinko-ccl.co.jp■代 表 者 代表取締役社長 荒井 昭充■創 業 昭和20年 ■従業員数 568名 医薬品容器などのプラスチック製容器の開発・設計・製造・販売。伸晃化学株式会社〒920-0346 金沢市藤江南2丁目4番地出身校:津幡町立津幡南中学校、金沢市立工業高等学校伸晃化学株式会社製造本部 製造一部(31歳)K. Kさん容器製造エンジニア
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